![[写真=現代ロテム]](https://image.ajunews.com/content/image/2025/09/10/20250910134618511767.png)
現代ロテムが鉄道分野のデジタル技術の高度化に乗り出す。
現代ロテムは米国のソフトウェア開発専門企業であるWind Riverと協力し、WRSD(Wind River Studio Developer)を活用した鉄道部門のソフトウェア(SW)開発環境を構築すると9日、明らかにした。
WRSDは仮想化された開発環境を提供する最新のクラウド基盤のソフトウェア開発プラットフォームで、初期段階から多様な開発ツールを活用し、生産性向上と品質改善、開発期間短縮などを可能にする。
現代ロテムは今回の協力で、SDV(ソフトウェア中心の車両・Software Defined Vehicle)に最適化された開発環境を鉄道車両開発分野にも適用する計画だ。
これを通じて鉄道システムの設計効率性が向上し、適期納品力量も一層強化されるものと期待している。 SDVは車両機能をハードウェア(HW)中心からソフトウェア中心に開発するパラダイム転換を意味する。
例えば、従来は開発環境が鉄道車両の主要装置や開発担当者別にそれぞれ構成され、散発的に開発が行われた。 ここに実物装置に直接適用して一々試験が行われるなど多くの時間と費用がかかった。
しかし、WRSDを通じてソフトウェア開発環境を自動化・仮想化すれば、開発から試験、検証、配布に至るまで、連続業務を迅速かつ反復的に遂行することができる。 これは鉄道車両の品質を事前に確保し、開発期間を短縮するのに役立つ。
多様な開発者がクラウド基盤環境でいつでもどこでも開発に参加できるため、同時に複数のプロジェクト進行が可能だという長所もある。
現代ロテムは国産化に成功した韓国型列車制御システム(KTCS)から列車制御モニタリングシステム、統合放送システム、推進装置、補助電源装置、バッテリーシステムなど鉄道車両の核心技術に今回の開発環境を構築し、来年から本格的に活用する予定だ。
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