![[写真=LG電子]](https://image.ajunews.com/content/image/2025/08/20/20250820113247927500.jpg)
LG電子の電装部品の最大生産拠点であるベトナム・ハイフォン生産法人が、業界最高水準の車両サイバーセキュリティ管理システム(Cyber Security Management System、CMS)の認証を獲得した。
LG電子のハイフォン生産法人は最近、国際公認試験認証機関のTUVラインランドからCSSレベル3認証を獲得した。
CSMSは、車両サイバーセキュリティ管理システムを評価する制度だ。 国際標準に基づき、車両および電装部品の企画から開発・生産・運営・事後管理に至るまで、全ライフサイクルにサイバーセキュリティがきちんと適用されているかを厳格に検証する。
特に、今回の認証はCMSレベル2水準のセキュリティ力量を事前に立証され、すぐに上位段階であるレベル3認証を獲得したグローバル初の事例だ。 TUVラインランドはサイバーセキュリティ管理システムを構築するかどうかによってレベル2認証を、その後、これを実際の製品量産に適用しているかによってレベル3認証を付与する。
ハイフォン生産法人はインフォテインメント・テレマティクスなどグローバル主要顧客会社に供給する電装部品の大部分を生産するLG電子・VS本部の最大規模生産拠点として、サイバーセキュリティ管理体系構築と実績用を同時に進行し、業界最高水準の差別化された保安力量を立証したのだ。
サイバーセキュリティ管理システムは、ソフトウェア中心の自動車(SDV、Software Defined Vehicle)が急速にモビリティ産業の中心となり、完成車と電装部品企業が備えるべき必須要素となっている。
欧州経済委員会(UNECE)は2021年、サイバーセキュリティ関連法規であるUNECE R-155(UNECE Regulation No.155:Cybersecurity Regulation)を公式発効した。 これにより、昨年7月からサイバーセキュリティ管理システムの認証を受けた車両のみ、欧州連合、韓国・日本を含むアジア、オセアニア、アフリカ地域56カ国で発売できる。 米国や中国などもサイバーセキュリティ関連規制を拡大する傾向にある。
これに先立って、LG電子は持続的に電装事業の全領域にわたるセキュリティを強化した。 2023年に本社および平沢(ピョンテク)工場にCMSレベル2認証を受け、1年後の昨年レベル3認証も完了した。 ハイフォン生産法人を皮切りに、今後、メキシコ、ポーランドなど主要グローバル生産施設にサイバーセキュリティ管理体系認証を拡大する計画だ。 昨年は欧州企業等が電装部品会社のサイバーセキュリティ力量を評価するために作った「Automotive SPICE for Cybersecurity」認証を通じてセキュリティ力量を認められた。
亜洲日報の記事等を無断で複製、公衆送信 、翻案、配布することは禁じられています。