![[写真=LG電子]](https://image.ajunews.com/content/image/2025/08/18/20250818142935512066.jpg)
LG電子がシステムエアコン製造時にプラスチック使用を減らす工法を適用し、炭素排出を低減する。
LG電子は最近、グローバル試験認証機関のTUVラインランドから商業用4方向(way)システムエアコン1台当たり14.85キログラム(kgCO₂eq、温室効果ガスを二酸化炭素排出量に換算した値)の二酸化炭素排出量を減らしたことが検証されたと17日、明らかにした。
今回の炭素排出低減の核心は、システムエアコンの外観パネル製造工法及び素材変更にある。 従来の一般的なプラスチック製造とは異なり、窒素ガスを注入して内部に気泡を生成する「物理発泡成形」方式を初めて導入し、4方向システムエアコン1台当りプラスチック使用量を約900グラム減らした。
この工法を適用するため、プラスチック材質もABS(Acrylonitrile Butadiene Styrene)から二酸化炭素排出量の少ないPP(Polypropylene)素材に変更した。
LG電子が検証を受けたシステムエアコンは、製造工法および素材変更で、製造時にプラスチック使用量約270トン、二酸化炭素排出は4,400トン(tCO₂eq)以上減らすものと期待される。 これはサッカー場580余りの面積に当たる30年生の松の森が1年間吸収する二酸化炭素量水準だ。
LG電子は6月から二酸化炭素排出を低減する物理発泡方式を適用した商業用4方向システムエアコンを生産中だ。 今後開発される住居用・商業用システムエアコンに順次適用する予定だ。
LG電子は持続可能経営報告書に2030年までに2017年対比温室効果ガス排出量を54.6%削減するという目標を設定し、生産工程内のエネルギー高効率設備導入および再生電力転換拡大などを積極的に推進している。
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