![[写真=サムスン電子]](https://image.ajunews.com/content/image/2025/08/13/20250813225104325274.jpg)
サムスン電子が浦項工科大学校(ポステック)との産学協力を通じ、「カメラ突出」問題を解決する核心技術を開発した。
サムスン電子は13日、「超小型眼球カメラ用メタレンズ」研究論文が世界的な学術誌「ネイチャーコミュニケーションズ」に掲載されたと明らかにした。 今回の研究はサムスンリサーチのユン·ジョングン研究員とポステックのノ·ジュンソク教授、カン·ヒョンジョン研究員が主導した。
メタレンズは既存の厚いガラスレンズの代わりに、平らな基板の上に微細構造を刻んで光を制御する次世代超薄型レンズ技術だ。 レンズを画期的に薄く軽く作ることができ、拡張現実(XR)機器や超小型カメラに適用する核心技術として挙げられる。
しかし、鮮明なイメージを具現するための光制御設計過程が非常に複雑で、これまで商用化に困難を経験してきた。
研究チームはこの問題を解決するため、最小速度制御量だけを利用して正確に光を制御する新しい設計規則を試みた。 これを通じ、製作難度と不良率を下げ、収率向上と価格競争力の確保が可能になった。
サムスン電子は今回の成果で、メタレンズの光学性能と安定性、価格競争力を全て確保する可能性を開いた。 今後、この技術を適用すれば、スマートフォンカメラモジュールの厚さを減らし、「カメラ突出」を改善し、多様なイメージングセンサーをさらに小さくし、機器デザインを差別化できるものと期待される。
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