![[写真=LG電子]](https://image.ajunews.com/content/image/2025/05/08/20250508163807790258.jpg)
LG電子が既存のノイダ工場とプネー工場に次ぐ3番目のインド現地家電工場の着工に入る。
LG電子は8日(現地時間)、インドのアーンドラ・プラデーシュ州スリシティ(Sri City)の家電工場建設現場で着工式を行うと明らかにした。
今回建設するスリシティ家電工場は敷地100万㎡、延べ面積22万㎡規模で建設される。 総投資金額は約6億ドル(8391億ウォン)だ。 年間生産能力は△冷蔵庫80万台 △洗濯機85万台 △エアコン150万台 △エアコンコンプ200万台水準だ。
LG電子関係者は“2026年末にエアコンの初度生産を始め、2029年までに洗濯機・冷蔵庫・エアコンコンプ生産ラインなどが順次稼動する予定”と述べた。
インドは世界1位の人口大国であり、グローバル平均対比2倍以上の経済成長率を記録しているグローバルサウスの核心国家だ。
LG電子はインド家電市場で「国民ブランド」として定着するためには生産力強化が必須だと判断し、今回の投資を決めたという説明だ。
インド市場内の洗濯機とエアコン普及率がそれぞれ30%と10%水準で成長する余地が大きく、速い経済成長でプレミアム家電需要が増える中、ノイダ・プネー工場だけではこれに対応しにくい可能性があるためだ。
スリシティ家電工場はインド全域はもちろん、中東、南アジアなど近隣諸国にも家電製品をさらに円滑に供給する生産基地の役割を果たすものと期待される。
インド南東部の拠点都市チェンナイ(Chennai)近くで、インド洋海岸と隣接して輸出に有利であり、インド北部に位置するノイダ工場と中西部のプネー工場よりインド南部地域に製品を供給するのに便利な地理的条件を備えている。 したがって、今回の新工場が完工すれば、面積の広いインド全域に製品を早く供給し、市場対応力量を大幅に高めることができると期待している。
生産品目もインド内のプレミアム家電需要と隣国への輸出を考慮し、フレンチドア冷蔵庫、ドラム洗濯機など高付加価値製品が中心になる見通しだ。
LG電子はさらに拡大した生産力を基に、現地の生活様式に最適化した製品生産にも拍車をかけている。 最近、菜食中心の食文化で広い冷蔵空間を探すという点を考慮し、冷凍室を冷蔵室に変えられるコンバーチブル冷蔵庫と、伝統衣装のサリ(Saree)の柔らかい生地に合わせた専用コースを搭載した洗濯機などを相次いでインド市場に披露し、好評を得ている。
LG電子・HS事業本部長のリュ·ジェチョル社長は“スリシティ家電工場の建設はインドの真の国民ブランドに生まれ変わろうとするLG電子の意志を込めた道しるべ”とし、“より一層強固になった現地サプライチェーンを通じて生産される革新製品を前面に出し、インド最高家電ブランド地位をより一層強固にする”と強調した。
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