![[写真=サムスン電子]](https://image.ajunews.com/content/image/2025/05/07/20250507114756907288.jpg)
サムスン電子が子会社のハーマン・インターナショナル(Harman International)を通じ、高成長中のグローバルオーディオ事業の強化に乗り出した。
ハーマンは6日(現地時間)、米マシモのオーディオ事業部を3億5000万ドル(約5000億ウォン)で買収契約を締結したと明らかにした。 買収手続きは年内に終了する予定だ。
ハーマンが買収するラグジュアリープレミアムオーディオ事業は、バウワース·アンド·ウィルキンス(Bowers & Wilkins、B&W)とともに、「デノン(Denon)」、「マランツ(Marantz)」、「ポーク(Polk)」、「ディフィニティブテクノロジー(Definitive Technology)」などだ。
1966年に英国で設立されたB&Wは、独創的で美しいデザイン、高級な素材、高品質サウンドでオーディオ専門家と愛好家の間で大きな愛を受けているラグジュアリーオーディオの代表ブランドだ。
1993年の発売以来、「歴史上最も美しいスピーカー」の一つとして絶賛され、B&Wの象徴として位置づけられたラウドスピーカーのNautilusは1台当たり1億5000万ウォンを超えるほどであり、アイコニックな流線型デザインで有名な無線スピーカーのZeppelin、高級なデザインとノイズキャンセリング技術で有名なヘッドホンのPX7シリーズなどは、有名な元英国国家代表サッカー選手のデビッド·ベッカムが広報大使として活動するほど代表的な製品だ。
この他にもCDプレーヤーを初めて発明した115年伝統のデノンとプレミアムアンプ・レシーバー製品群で高品質音響でよく知られたブランドのマランツも確保した。
ハーマンはJBL、ハーマンカードン、AKG、インフィニティ、マークレビンソンなどプレミアムブランドなどを基盤に、昨年、ポータブルオーディオで約60%の市場占有率で1位を持続してきており、市場規模が大きいヘッドホン、無線イヤホンでも占有率を着実に高めている。
ハーマンはラグジュアリーのB&W、デノン、マランツ、ポーク、ディフィニティブテクノロジーなどのブランドを追加買収し、世界的なオーディオ名家としての地位を確固たるものにし、コンシューマーオーディオからカーオーディオ事業まで競争力を強化できるようになった。
今回買収するマシモのオーディオ事業を、ハーマンのライフスタイル事業部門と合わせ、今年608億ドルから2029年700億ドルまで成長するコンシューマーオーディオ市場で、グローバルトップの地位を強固にし、事業競争力をさらに強化する計画だ。
カーオーディオ事業でも従来のハーマンカードン、JBL、マークレビンソン、AKG、バング&オルフセンのほか、B&Wなどのブランドにポートフォリオを拡大し、自動車メーカーや顧客にブランド別に差別化されたオーディオ経験と音響サービスを提供し、事業の地位を強固にしていく計画だ。
今回のハーマンのグローバルオーディオ業者ビッグディールで、サムスン電子のモバイル・TVなどの差別化された音響・オーディオ技術競争力強化も期待される。
これまでサムスン電子はハーマンAKGやハーマンカードンなどのサウンドチューニング技術やノウハウを活用し、サムスン電子のスマートフォンやタブレット、ノート型パソコン、無線イヤホン、サウンドバー、ファミリーハブなどのサウンドクオリティを高めるなどのシナジー効果を強化してきた。
今回の買収合併(M&A)で、B&W、デノン、マランツなどに蓄積された専門的なオーディオ技術・ノウハウをサムスン電子のスマートフォン、無線イヤホン、ヘッドホン、TV、サウンドバーなどに適用し、市場拡大と顧客経験強化を推進する計画だ。
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