![[写真=サムスン電子]](https://image.ajunews.com/content/image/2025/04/30/20250430174104176021.jpg)
サムスン電子が米国と中国間の貿易紛争による景気鈍化にもかかわらず、高帯域幅メモリー(HBM)とフォルダブルスマートフォンなど高付加価値製品の拡大を通じ、競争力を改善させていく方針だ。
サムスン電子は第1四半期の売上79兆1405億ウォン、営業利益6兆6853億ウォンを記録したと30日、公示した。 前年同期比それぞれ10.05%、1.2%増加した数値だ。
サムスン電子は実績カンファレンスコールで、“デバイスソリューション(DS)部門の実績下落にもかかわらず、ギャラクシーS25シリーズの販売好調と映像ディスプレイ(VD)および家電事業の高付加価値製品中心販売拡大で、営業利益が増加した”と説明した。
第2四半期および下半期の展望に対しては“貿易紛争で成長率鈍化と金融市場変動性が大きくなるなど不確実な状況が続いている”とし、“革新技術に基づいた製品とサービスを持続発売し、危機を克服し地位を守る”と明らかにした。
サムスン電子は市場の関心を受けているHBMに対し、“HBM3E(第5世代)改善製品は主要顧客会社にサンプル供給を完了し、第2四半期からは販売増加が展望される”とし、“HBMの販売量は第1四半期に底点を打った後、改善製品販売拡大と共に、毎四半期に階段式に回復するだろう”と期待した。
また、“HBM4(第6世代)も顧客会社の日程に合わせて下半期の量産を目標に開発を進めている”とし、“カスタムも複数企業と協議を進めており、HBM4は2026年から販売に貢献するだろう”と述べた。 さらに、HBM4E(第7世代)対応のための必要投資も持続的に執行する方針だ。
悪化の一途を辿っているファウンドリ(半導体委託生産)事業に対しては“短期的にグローバル景気不確実性が持続する中、モバイルおよびPC市場の需要沈滞が持続しているなど、主要顧客会社の需要不振で収益性が悪化した”とし、“ただし下半期に行くほど漸進的な需要回復を土台に稼動率が改善され、赤字幅は次第に減るだろう”とした。
続いて“2ナノ1世代ゲートオールアラウンド(GAA)の量産を開始し、2ナノ2世代の顧客受注に拍車をかけている”と明らかにした。
実績をリードするモバイル経験(MX)事業もフラッグシップ製品を中心に販売を拡大していくという戦略だ。 サムスン電子は“ギャラクシーS25・エッジの発売とフォルダブルスマートフォンラインナップを拡大し、意味のある成長を成し遂げる”と述べた。 今年はフォームファクター革新基盤で製品競争力を極大化し、市場での競争力優位を継続する方針だ。
TVや家電も革新的な人工知能(AI)機能を拡大適用し、AIリーダーシップを守っていくと明らかにした。
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