![[写真=LG電子]](https://image.ajunews.com/content/image/2025/04/14/20250414112343282433.jpg)
LG電子が冷暖房空調(HVAC)技術力を前面に出し、熱管理ソリューション事業を本格的に拡大する。 特に、人工知能(AI)時代を迎え、急成長するデータセンターに最適化された液体冷却事業に力量を集中するという計画だ。
LG電子は14日(現地時間)から17日まで米ワシントンD.Cで開かれる「データセンターワールド(DCW)2025」に初めて参加すると13日、明らかにした。
DCWはビッグテックと半導体企業も参加する展示会だ。 AI技術やトレンド、インフラ構築、エネルギー効率など多様なテーマのセミナーと取引先ミーティングが開かれる。
LG電子は、冷却水分配装置(CDU)などデータセンター市場でHVAC技術力を基盤に開発した多様な冷却ソリューションのラインアップを通じ、準備されたプレーヤーとしての地位を固める計画だ。 今年上半期までにCDU開発を完了し、年内にグローバル顧客会社のAIデータセンターに本格的に供給することを目標にしている。
LG電子は、AIデータセンターの多様な環境条件を具現し、顧客に最適のソリューションを提供するため、最近、平沢(ピョンテク)チラー工場にAIデータセンター専用のテストベッドを構築した。 このテストベッドにサーバーラックを設置し、CDU、チラー、ファンウォールユニット(FWU)による体系的な冷却テストを行っている。 サーバーと装備を絶縁された液体に直接浸す「液浸冷却」方式も研究開発中だ。
LG電子は昨年末、HVAC事業の成長を加速化するため、エコソリューション(ES)事業本部を新設した。 ES事業本部は、クリーンテック分野で市場より2倍速い圧縮成長を成し遂げるという目標の下、AI技術を活用した空調産業のデジタル化を先導し、需要が増加しているAIデータセンター冷却システムをはじめ、原発、メガファクトリーなど新成長事業の機会に積極的に対応している。
証券街ではLG電子の冷暖房空調事業が含まれたES事業本部が第1四半期だけで3兆ウォン以上の売上を上げ、別途事業本部スタート以後、初めての四半期ぶりに堅調な実績を出したものと見られる。 営業利益は3500億ウォン前後と推定される。 4つの事業本部のうち、営業利益率が最も高いものと予想される。
LG電子は2030年の全体売上で企業間取引(B2B)が占める比重を45%水準まで高める計画であり、ES事業本部が決定的な役割をするものと期待している。
LG電子のチョ·ジュワン代表は先月の定期株主総会で、“現在10兆ウォン規模の共助事業を2030年までに20兆ウォン規模の事業に成長させるビジョンを持っている”と明らかにしたことがある。チョ代表は先月訪韓したマイクロソフト(MS)のサティア·ナデラ(Satya Nadella)CEOとの会合で、MSのデータセンターにLG電子の冷却ソリューションを提供することで合意した。
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