![[写真=LG電子]](https://image.ajunews.com/content/image/2025/04/08/20250408140356464098.jpeg)
LG電子が無線オーディオブランド「エックスブーム」をリニューアルし、オーディオ事業で1兆ウォン以上の売上を達成するという青写真を発表した。
LG電子・MX事業本部のイ·ジョンソクオーディオ事業担当専務は7日に開かれた「LGエックスブームブランドデー」で、“早い期間内にオーディオ事業を兆単位の売上に作り出すことが目標”とし、“現在、7000~8000億ウォン水準の売上を上げている”と明らかにした。
市場調査業者のスペリカル・インサイトによると、グローバルホームオーディオ市場は2021年253億2000万ドル(韓国ウォン約36兆ウォン)から2030年820億7000万ドル(韓国ウォン約119兆ウォン)へと年平均成長率10.75%に達する展望だが、数多くの企業が参入し、競争も激しくなっている。
イ専務は「レッドオーシャン」に挙げられるオーディオ市場を「ワイン」になぞらえ、“コンビニにある数千ウォンのワインを見ればレッドオーシャンだと思うが、グラン・クリュにある数百万ウォンのワインを見ればそうではない”とし、“結局、機能は同じだが、どんな趣と哲学、歴史を持っているかによって分かれるようだ”と述べた。
エックスブームのリニューアルを決めた理由については“過去を反省してみれば、あまりにも高出力だけに集中したため、相対的に中南米の需要が集中した。 ヨーロッパと米国などに需要を広げるためにはグローバル顧客が好む音響が適用されなければならないと考えた”とし、“エックスブームをリニューアルしながら△サウンド △デザイン △ブランドなど3つのアイデンティティを確立した”と強調した。
LG電子は1959年、韓国で初めて発売したラジオが根幹であるだけに、最近のトレンドである人工知能(AI)技術基盤の新しいオーディオ経験を提供するという方針だ。 イ専務は“オーディオはなくならない経験”とし、“無線からAI経験に発展するなど、オーディオ部門でも新しい革新を成し遂げることができると自信を持っている”と述べた。
LG電子はブランドをリニューアルし、△ポータブルオーディオ △ウェアラブルオーディオ △ホームオーディオなどに製品群を細分化した。 今回の新製品はAIが顧客が聞いている音楽を分析し、周辺環境に合わせて最適なサウンドを自動的に調整してくれるのが特徴だ。 ブランド強化のため、世界的なミュージシャンであり、企業家のウィル·アイ·アム氏と協業した。 ウィル・アイ・アム氏は新しいLGエックスブーム製品に対し、“既存の枠組みを破り、スピーカーがどんな姿でなければならないのか、どんな経験を提供しなければならないのかを想像しようとした”と説明した。
LG電子は今後、ウィル・アイ・アム氏が設立したAI基盤のラジオアプリ「RAiDiO.FYI」を通じ、エックスブームの聴取経験を進化させる予定だ。
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