![[写真=LG電子]](https://image.ajunews.com/content/image/2025/03/28/20250328112547786069.jpg)
LG電子が人工知能(AI)を活用して完成製品の品質予測時間を従来対比最大99%まで短縮するAI技術を開発したと27日、明らかにした。
LG電子はこの技術で、製品開発過程で数回繰り返される検証時間を減らし、開発期間の短縮はもちろん、生産効率性も高めるものと期待している。
従来は試作品製作前に品質を予測するまで毎回約3~8時間がかかったが、今回開発した技術はAIを活用して別途のシミュレーションなしに3分以内で予測できる。
会社側によると、この技術は類似のディープラーニングアルゴリズム基盤のAI技術と比べ、分析のためのAIの学習時間を95%以上短縮し、メモリー使用量は10分の1水準に減らしながらも正確度は15%以上向上した。 結果を実際の製品に近い3D形態で示し、開発者が直観的に検討できるのも長所に挙げられる。
製品開発者の利便性も高めた。 この技術は3D図面情報さえ入力すれば、誤差を減らすため、図面座標を基準に合わせて精密に整列するなど、別途の過程なしに正確かつ迅速に品質予測結果を見せてくれる。 また、入力されたデータを圧縮・軽量化する技術も適用し、より速く正確に細かい情報をAIが学習することができる。
LG電子は開発者がこの技術を業務に便利に活用できるよう、ウェブ基盤のサービスプラットフォームである「Eng.AI(Engineering AI)」も披露する計画だ。
LG電子は、このAI技術を自社の製造力量強化に優先的に活用する計画だ。 冷蔵庫、洗濯機など生活家電とTV、車両用製品などに搭載される部品設計に順次適用する。
また、この技術をスマートファクトリーソリューションにも適用し、昨年から本格的に始めたソリューションの外販やコンサルティング事業の競争力も高めることができるものと期待される。
今年、生産技術院がLGグループの系列会社を除いた外部業者にスマートファクトリーソリューションを供給する受注規模は、前年比30%以上増加した4000億ウォン水準と予想される。
LG電子は顧客群を家電産業だけでなく、半導体、製薬、化学産業などに拡大し、2030年までにスマートファクトリーソリューション事業を外販売上額を兆単位以上の事業に育成していく計画だ。
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