韓国の中央選挙管理委員会(選管委)が保安を理由にサーバー交替作業を進行中である中で、これに対して「証拠隠滅」論難が拡大している。
去る13日、KBSは選管委がサーバー再配置費用として20億ウォンを投入する予定だと報じた。
選管委はサーバーモデル名が流出する場合、セキュリティ脆弱性が発生する恐れがあるという点を理由に挙げたが、突然のサーバー交替が不正選挙と関連した証拠を隠滅すための試みという批判が提起されている。
特に今月12日、尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領が国民向けの対国民談話で、選管の問題点を指摘した直後にサーバー交替を推進しただけに、「合法的証拠隠滅」の疑惑が大きくなっているのだ。
選管委のこのような試みは過去にもあった。2020年にも不正選挙疑惑で証拠保全申請が進行中の時、選管委がサーバー交替を断行し論難がおきた。
当時、選管委はサーバーが閉鎖網で運営され安全だと主張したが、今回も同じ理由を前面に掲げたサーバー交替作業が進められ、疑惑は増幅している。
今年6月にも黄教安(ファン・ギョアン)元首相が選管委の暗証番号が「1 2 3 4 5」という点を挙げ、ずさんなサイバー安保システムを強く批判した。
亜洲日報の記事等を無断で複製、公衆送信 、翻案、配布することは禁じられています。