SKケミカルがグローバル化粧品容器会社と提携し、化粧品容器のリサイクル可能性を高めている。
SKケミカルは2日、フランス・モナコで盛況裏に終えられたLUXEPACK Monaco 2024で、グローバル化粧品容器会社であるTOLYと共に、循環リサイクル素材適用比率を高めた化粧品容器を披露したと10日、明らかにした。
TOLYは欧州マルタ(Malta)に本社を置くグローバル化粧品容器会社で、欧州、北米、アジアなどでラグジュアリー化粧品ブランドの製品容器を供給するパッケージング専門業者だ。
今回披露した化粧品容器は、SKケミカルの素材であるエコトリア・クラロ(ECOTRIA Claro)を使用したコンパクトケースだ。 昨年、リサイクル素材の含有率50%の製品を開発した後、今年はリサイクル素材の含有率を70%まで高めた。
エコトリアはリサイクル原料を含めた高機能性のコポリエスタを指すブランドであり、クラロは使用後にペット(PET)に分類してリサイクルが可能なコポリエスタに付ける名称だ。
今回公開したエコトリア・クラロは、廃プラスチックを原料として使用しながらも、使用した後に再びリサイクルプラスチックの原料になることができ、プラスチックの完結的循環体系(Closed Loop)の構築が可能な最も理想的なリサイクル素材だというのが会社側の説明だ。
エコトリア・クラロは廃プラスチックを粉砕して再び加工する物理的リサイクルではなく、分子単位で分解して原料としてリサイクルする解重合基盤の循環リサイクル技術が使われ、石油基盤素材と同じ物性を具現することができる。 このため、割合を70%まで高めても従来の素材と同じ品質を示すことができると会社側は説明した。
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