韓国電力は12日、ベトナム電力公社(EVN)と電力分野の新技術·新事業協力のための業務協約(MOU)を締結したと明らかにした。
今月10日から13日までベトナムを訪問中の韓電のキム・ドンチョル社長は、ベトナム電力公社と気候変動への対応に向けた新技術、次世代電力網の構築など、新事業分野に関する協力MOUを結んだ。
韓電は知能型デジタル発電所(IDPP)と送電・変電予防診断システム(SEDA)、次世代配電網運営システム(ADMS)など新技術の研究成果と実証事例を紹介し、今後新技術交流を拡大することにした。
韓電は、ベトナム内の韓電初の発電事業であるNghi Son発電所が位置したハノイ南東200 kmのThanh Hoa省と新規事業協力機会発掘のための事業意向書も交換した。
これを契機に韓電は急速に変化しているベトナム電力インフラ市場で新技術・新事業市場を開拓するための橋頭堡を用意することになった。
ベトナムは韓国の第3位の交易国であり、貿易黒字1位の国であるだけに、韓電はベトナム電力市場の成長潜在力を考慮し、後続事業への進出に向けて積極的に努力している。
現在、韓電はベトナム内で計2400MW(メガワット)発電事業を建設・運営している。これはベトナム民間発電事業の約7.3%に当たる規模であり、ハノイを含めベトナム北部地域の電力需要の相当部分を担っている。
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