サムスン物産が昨年、グローバル景気低迷の中でも全事業部門でバランスの良い実績を出した。
サムスン物産は31日、昨年の売上41兆8960億ウォン、営業利益2兆8700億ウォンを記録したと公示した。 これは前年同期の売上43兆1620億ウォン、営業利益2兆5280億ウォンより、それぞれ2.9%減り、13.5%増えた水準だ。
厳しい経営環境の中でも、多角化した事業ポートフォリオと差別化した事業競争力を基盤に、収益性向上に持続的に努力してきた結果だというのが会社側の説明だ。
建設の海外プロジェクトの売上本格化をはじめ、商社のトレーディング競争力の向上、ファッション全ブランドの成長とオンライン売上拡大、リゾートのレジャー需要の回復とバイオの堅調な成長によって年間実績が改善された。
昨年の売上は年間目標値だった40兆4000億ウォンを超過達成したのだ。 受注の場合、年間累計19兆2000億ウォンに上方修正された年間目標19兆9000億ウォン規模を維持した。
今年は急変する経営環境に先制対応して既存事業競争力を高度化し、収益構造を改善するという計画だ。 また、有望分野の新事業を本格化し、目に見える成果を確保する。
特に、核心事業の安定的な収益を基盤に創出された財源をエコエネルギー、バイオなど未来成長動力に再投資する好循環を通じ、持続可能な事業ポートフォリオを構築していく。
エコエネルギー分野では北米、オーストラリア、中東地域を中心に太陽光事業開発およびEPC受注を拡大し、海外で清浄水素を生産して国内に導入するプロジェクトに参加する一方、国内グリーン水素生産実証事業も推進する。
さらに、今後の市場拡大が予想されるSMR事業関連技術の力量確保を通じ、東欧など初期のEPC事業の機会を先取りするという目標だ。 バッテリーリサイクル事業は、海外投資などを通じたソーシング-再処理-生産事業を本格化する。
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