ポスコが債券発行を通じて光陽(グァンヤン)製鉄所の電気炉新設投資事業に乗り出す。
ポスコは16日、海外債券市場で3年満期、5億ドル規模のグローバルグリーンボンド発行に成功したと17日、明らかにした。
グリーンボンドは、エコ活動に必要な資金調達のため、グリーン産業と関連した用途にのみ使用が制限される特殊目的債権だ。
ポスコは今回のグリーンボンド発行で調達された資金を年産250万トン(t)規模の光陽製鉄所電気炉新設投資事業に投入する計画だ。
ポスコはアジア市場でグローバルボンド投資家募集に乗り出し、最初の提示金利を米国債3年物金利に1.1%を加算して提示した。
需要予測の結果、200余りの機関が参加し、総公募額の8倍に達する40億ドル程度の注文を出したと集計された。 アジアと米国がそれぞれ71%、10%を占め、欧州・中東は19%を配分された。
これを受け、ポスコはグリーンボンドの発行規模を最終5億ドル、加算金利は1.1%、クーポン金利は4.875%に決めた。
昨年末、国際格付け会社のムーディーズとS&Pはポスコの債券格付けをそれぞれ「Baa1」、「A-」に策定したことがある。
ポスコは「2050年炭素中立目標」を達成するため、昨年12月に持続可能な金融管理フレームワークを新たに樹立した。 本債権発行に先立ち、8日から4日間、米国、ヨーロッパ、香港、シンガポール所在の多数のグローバル機関投資家を対象に投資説明会を行い、炭素中立などESG戦略、グローバル鉄鋼投資計画と成長戦略、優秀な信用度を積極的に説明した。
ポスコは2026年に竣工する電気炉内のスクラップ投入比重を国際的に認められる国際気候債権機構(CBI・Climate Bond Initiative)の鉄鋼部門基準に合わせて運営する計画だ。
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