ポスコ、光陽製鉄所に高効率電気鋼板工場竣工

[写真=ポスコ]
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ポスコが光陽(グァンヤン)製鉄所の竣工を通じて年間40万トンに達する「Hyper Non-Oriented electrical steel」生産の青信号を点けた。

19日、関連業界によると、ポスコは昨年4月、エコカーと高級家電市場のリーディングのため、計1兆ウォンを投資する年間30万トン規模のHyper NO工場を着工した。 光陽製鉄所は年間15万トンのHyper NOを生産でき、2024年末に2段階竣工を完了し、年間30万トンを生産する計画だ。

最近、電気自動車、高級家電市場の急成長で、モーターのエネルギー損失を減らす高効率無方向性電気鋼板Hyper NOの需要も増加している。 ポスコは今回の竣工で、国内顧客会社の素材不足への懸念を解消し、品質競争力の強化を通じてグローバル市場を先取りするという戦略だ。

特に、電気自動車は走行距離の向上が目標であるだけに、電費の向上に直接的な影響を及ぼす駆動モーター用無方向性電気鋼板の重要性が浮き彫りになっている。 無方向性電気鋼板は鉄損(Core Loss、モーターコアの鉄心で発生する電力損失)量によって等級を分け、鉄損値が3.5W/kg以下の場合、高効率無方向性電気鋼板に分類する。

ポスコが生産するHyper NOは世界最高水準の高効率無方向性電気鋼板で、電気エネルギーを回転エネルギーに変化させる過程で発生するエネルギー損失が一般電気鋼板対比30%以上低い。 特に、Hyper NOの厚さを0.15mmまで下げ、エコ電気自動車用駆動モーターコアの効率を高め、走行距離を大幅に改善するのに優れている。

今回の電気鋼板工場の設立を通じ、生産可能な厚さをさらに下げることができるというのがメーカー側の説明だ。 第2段階の竣工が完了すれば、浦項製鉄所で生産する年間10万トンと合わせて年間40万トンのHyper NOを生産することができる。 これは電気自動車約500万台に必要な駆動モーターコアを作れる量だ。

一方、ポスコは世界的に増加するHyper NO需要に対応するため、北米地域に電気鋼板工場の新設を検討しており、2030年までにグローバル100万トン生産体制を構築する計画だ。
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