韓国外交部は20日、韓中外交部長官が中国でニ国間協議を行い、韓中関係と韓半島(朝鮮半島)問題などについて話し合ったと明らかにした。
外交部によると、崔容準(チェ・ヨンジュン)外交部北東アジア局長は19日、劉勁松(りゅう・けいしょう)中国外交部アジア司長と中国広東省深セン市で会談し、韓中局長級協議を行った。
両国は今年1年間、韓中関係の現況を全般的に点検し、ニ国間関係と韓半島問題など相互関心事案について幅広く意見を交換したという。
また今回の会議で崔局長は、相互尊重に基づいた健康で成熟した韓中関係の発展の重要性を強調し、今後、多方面で交流と疎通を強化していくことにしたと伝えた。
北朝鮮の挑発を含む韓半島の安保についても話し合ったとみられる。
北朝鮮の短距離弾道ミサイル(SRBM)とICBM「火星18」を発射した18日、中国の王毅(おう・き)国務委員兼外交部長は北京を訪問中だった北朝鮮の朴明浩(パク・ミョンホ)外務次官に接見し、中国が北朝鮮の挑発を事実上容認したのではないかという懸念を生んだ。
一方、今回の会議は先月26日、釜山(プサン)で開かれた韓中日外相会議後、韓中関係が注目される中で開かれただけに、「外交チャンネルを通じた疎通と円滑な流れを継続していく必要があるという共感が形成された」と外交部の関係者は開催の背景について説明した。
11月の釜山会議当時、朴振(パク・ジン)外交部長官と王毅中国共産党中央政治局委員兼外交部長は、2時間にわたって別途のニ国間会談を行い、両国間協議体を積極的に稼動させ、多様なレベルで戦略的疎通を強化しようということで共感していた。ただ、中国側は韓中日首脳会議の早期開催のためには、まず韓国と中国の関係が改善しないといけない立場を示した。
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