会社側の人員削減案に反発し、9日から一時的な警告ストライキに突入したソウル交通公社労組が10日午後6時から正常運行に復帰すると明らかにした。
ただ、ソウル市と公社の立場に変化がなければ、今月16日の大学修学能力試験以降の時期を決め、2回目の全面ストに突入する可能性が高い。
民主労総所属のソウル交通公社労組は10日午前、ワールドカップ競技場駅前広場でゼネスト闘争勝利2日目の決議大会を開き、このような計画を発表した。
今回の警告ストライキは公社3労組の中で最も組合員が多いソウル交通公社労組が進行している。一緒に交渉に参加した韓国労総所属のソウル交通公社統合労組はストライキに参加しなかった。
先立って公社と連合交渉団は7月11日に最初の本交渉を始めて以来、10回余り交渉を進めてきた。しかし立場の差を縮めることができなかった。
大規模な赤字に苦しんできた公社側は、経営正常化のために人員削減が避けられないという立場だ。 反面、労組側は無理な人員削減が安全問題に直結しかねないとし、削減案の撤回を要求してきた。
一方、ソウル市は「名分のないストライキを直ちに撤回せよ」とし、「ストライキを継続して市民に不便を及ぼす場合には法と原則により措置する」と強硬な立場を示した。
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