9月の経常収支が5ヵ月連続黒字を記録した。しかし輸出より輸入の減少が拡大した「不況型黒字」基調が続いている。
韓国銀行が8日に発表した2023年9月の国際収支(暫定)統計によると、9月の経常収支は54億2000万ドルの黒字と集計された。4月(-7億9千万ドル)の赤字以後、5月(19億3000万ドル)、6月(58億7000万ドル)、7月(37億4000万ドル)、8月(49億8000万ドル)に続き、5ヵ月連続黒字基調が維持された。
ただ、今年に入って9月までの累積経常収支黒字は165億8000万ドルにとどまり、前年同期(257億5000万ドル)に比べて大幅に減少した。
9月の経常収支を項目別には、商品収支(74億2000万ドル)が6ヵ月連続黒字を続けた。輸出(556億5000万ドル)は昨年同月より2.4%減少した。輸入は482億3000万ドルで、前年同月比14.3%急減した。
サービス収支は旅行を中心に31億9000万ドルの赤字を記録した。これは昨年同月(-9億8000万ドル)より3倍以上赤字幅が拡大したもので、前月(-15億7000万ドル)に比べても赤字規模が2倍以上増えた。
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