今年に入って全羅南道の人口が0.42%も減少した。これは全国最大の割合であり、世宗（セジョン）を除く全広域自治体が人口自然減少（死者-出生者）に苦しんでいる。
25日、統計庁によると、今年8月、韓国の人口は1万1156人が自然減少した。人口自然減少は2019年11月から46ヶ月連続で続いている。少子高齢化の加速化にともなう人口減少が続いているわけだ。
今年8月までの累計基準人口自然減少は7万2725人であり、前年同期（7万9612人）より6000人ほど鈍化した。コロナパンデミック関連の死亡者が減った影響だ。
統計庁の関係者は「昨年3～4月、新型コロナウイルス感染症で死亡者数が急増し、自然減少分が今年同期より多かった」と説明し、「今年は新型コロナウイルス感染症の影響が相対的に少ないものの、高齢化などで死亡者が増え続けている」と付け加えた。
人口自然減少速度は首都圏と地方との格差が大きい。今年1～8月の累積基準人口対比自然減少比率はソウル（0.07%）、仁川（0.08%）、京畿（0.01%）などと集計された。
首都圏の人口減少が穏やかな反面、全羅南道の自然減少率は0.42%で全国で最も高かった。全羅北道と慶尚北道は全体人口のうち0.37%（全羅北道6681人・慶尚北道9672人）が消えた。続いて江原道（0.29%）、忠清南道（0.27%）、慶尚南道（0.26%）、釜山（0.26%）の順だった。
世宗だけで唯一、人口が自然増加（899人）した。世宗の人口対比自然増加率は0.23%だ。ただ、増加幅は前年同期（1074人）比縮小した。
<亜洲日報の記事等を無断で複製、公衆送信 、翻案、配布することは禁じられています。>
