SKCが今年2四半期の売上6309億ウォンと営業損失369億ウォンの経営実績を9日、発表した。 SKCは対内外の経営環境悪化による収益減少にも関わらず、下半期に果敢な事業再編と投資を続け、主要事業部門の持続可能な成長を図るという戦略だ。
SKCは業績発表後に行った追加セッションで、主要事業別の主要懸案と下半期の具体的な経営計画も市場と共有した。
銅箔事業投資会社のSKネクシリスは、海外生産拠点であるマレーシアのコタキナバル工場の3四半期商業稼動開始を目標に、顧客会社認証手続きを進めている。 すでに主要顧客会社の認証が70%以上進行された。 マレーシア工場は世界最高の技術力、業界平均対比30%以上向上した生産性と共に、再生可能エネルギー基盤の安価な電力など圧倒的な原価競争力を備えている。
SKネクシリスは新規中長期契約などを通じ、年内のグローバル主要顧客会社数を15社に拡大する。 中長期的には高付加価値製品の販売比重は58%まで増やし、昨年まで半分水準だった北米、欧州市場販売比重を90%まで拡大していくという目標だ。
半導体素材事業はのSKエンパルスのCMPパッド、ブランクマスク顧客会社の拡大と共に、CMPスラリー新規製品群の拡大で、事業拡張に乗り出す。 同時に、半導体素材事業のポートフォリオ再編も加速する。
SKCは3四半期内にISC買収を完了し、成長性の高い後工程核心消耗品事業に進入する。 また、年内にアブソリックスの米ジョージア工場を完工し、高性能コンピューティング用半導体グラス基板の商業化準備を完了する計画だ。
SK PICグローバル、SK pucoreを中心にした化学事業は依然として低迷しているグローバル市況の中でも、実績反騰のための基盤を固める。 SK PICグローバルはプロピレングリコール(PG)販売拡大のため、グローバル物流ポストを下半期中に8ヵ所に増やす。 これを通じ、北米、欧州など高付加価値市場の安定的な供給者として位置づけられる計画だ。 SK pucoreのポリオール事業は需要強勢が展望される建築補修材などの製品販売を集中的に拡大する。
核心未来成長動力であるシリコン陰極材事業も早く商業化を推進する。 SKCは今年、テスト生産を開始し、量産計画も確定する。 また、2026年の適用を目標に、複数の顧客会社と認証手続きおよび共同開発を進めている。 英国所在の投資会社のネクセオンが商業化を準備している多孔性高含量製品は今後、合弁事業を推進する計画だ。
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