3日午後、京畿道城南市盆唐区(キョンギド・ソンナムシ・ブンダング)のあるデパートで起きた「通り魔事件」事件の被疑者チェ氏(22)が振り回した刃物で、計14人が負傷した。警察はこの男性を現場で緊急逮捕した。
京畿南部警察庁と盆唐警察署などによると、3日午後6時ごろ、書峴駅で車1台が歩道に突っ込んで歩行者に衝突した後、刃物で人を刺したという通報が受け付けられた。通報を受けて出動した警察は5分後に事件現場で20代の被疑者のA氏を逮捕した。
京畿道消防災難本部は事件の被疑者A氏が犯した犯行で十人余りの重傷者が発生し、このうち1人は危篤だと明らかにした。
このうち5人は交通事故、9人は殴り合いの被害者に分類された。被害者9人の性別は男性が4人、女性が5人だった。年代別では20代が5人、40代が1人、50代が1人、60代が1人、70代が1人などだ。
負傷者のうち8人が重傷、1人が軽傷で多数が大けがをした。
これに先立ち、チェ氏は同日午後6時3分頃、凶器暴動の犯行に先立ち、軽自動車を運転して歩道に突進し、歩行者と衝突する事故を起こした。この事故で4人が大けがをし、1人は比較的軽微な傷を負って現場で処置を受けた。警察はA氏を現行犯で逮捕し、詳しい事件の経緯を調べている。
注目すべき点は、A氏が老若男女を問わず無差別に刃物を振り回したことだ 。これは先月21日に発生した「新林洞(シンリムドン)通り魔事件 」事件とは異なる。真っ昼間のソウル新林洞(シルリムドン)で無差別に凶器を振り回し、4人の死傷者を出したチョ容疑者(33)が23日に拘束された。
チョ氏は先月21日、新林駅4番出口近くの路地で凶器を振り回し、20代の男性を殺害したほか、男性3人にけがを負わせた疑いが持たれている。特に20代男性1人を10回あまり刺して殺害し、30代男性3人を凶器で負傷させるなど犯行標的を20~30代男性とターゲットにしていた。
一方、ソウルとソウル周辺で2度目の「通り魔事件」が発生した中、梧里(オリ)駅と 書峴駅、蚕室(チャムシル)駅などでさらなる通り魔事件を予告する書き込みがインターネットにアップロードされ、警察が捜査に乗り出した。
4日、警察によると、インターネットに「8月4日金曜日午後6時から午後10時の間に梧里駅付近で通り魔事件を起こす。これ以上生きたい気持ちもなく、できるだけ多くの人を殺して警察も殺す。僕を殺すまでできるだけ多く殺す」という内容が掲載された。水仁・盆唐線梧里駅を犯行場所にした理由については「元彼女がその近くに住んでいるからだ。君の知り合いが死んでほしい」と書かれていた。
2回目の脅迫文は3日午後7時9分ごろ掲載された。インターネット掲示者は凶器写真を添付した後「金曜日に書峴駅20人突きに行く」と書いた。
この日午後7時46分頃には「インターネットに蚕室駅で殺人するという予告文を発見した」という通報が警察に受け付けられた。この文にはこの日午後7時2分頃「明日(4日)の朝、蚕室駅で20人殺すつもり」と書かれていたが、現在削除された状態だ。
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