韓国の7月の消費者物価上昇率が2ヵ月連続で2%台を続けている。
統計庁が2日に発表した「2023年7月の消費者物価動向」によると、先月の消費者物価指数は111.20(2020年=100)で、昨年同月より2.3%上昇した。
これは前月の上昇率(2.7%)より0.4%ポイント低い数値で、2021年6月(2.3%)以後2年1ヵ月ぶりに最も低い上昇率を記録した。
物価上昇率は昨年7月6.3%でピークに達した後、8月から5%台を記録していたが、今年2月(4.8%)、3月(4.2%)の4%台を維持した。その後、4月(3.7%)、5月(3.3%)は3%台まで下がり、今年6月から2%台となっている。
石油類価格が持続的に下落し、全体物価上昇の鈍化に影響を及ぼしている。石油類は1年前より25.9%下落し、関連統計が作成された1985年1月以降、最大の減少幅を記録した。
サービス価格の上昇率が鈍化したのも物価安定化に影響を及ぼした。先月のサービス価格は前年同月比3.1%上昇し、前月(3.3%)の上昇幅より減少した。
ただ、先月の豪雨の影響で野菜類などの物価が不安定な流れを示した。野菜類の物価は前月比7.1%上昇した。天気の影響を大きく受けるサンチュやほうれん草など葉野菜類の変動幅が大きかった。
物価の基調的な流れを示す根源物価(農産物および石油類除外指数)は前年同月比3.9%上昇し、昨年5月(4.1%)以来最低値を記録した。また、他の根源物価指標である食料品およびエネルギー除外指数は3.3%上昇した。
よく購入する品目を中心に構成されるため体感物価に近い生活物価指数は1年前より1.8%上昇した。
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