5月の韓国外貨預金968億ドル···昨年12月以降初の増加転換

[写真=ロイター・聯合ニュース]


先月、韓国の国内外貨預金規模が昨年12月以後初めて増加に転じた。

韓国銀行が23日に発表した「居住者外貨預金動向」によると、5月中の外国為替銀行の居住者外貨預金は967億9000万ドルで、1ヵ月前(913億9000万ドル)より54億ドル増えた。居住者外貨預金は内国人(韓国人)と韓国企業、韓国に6ヶ月以上居住した外国人や韓国に進出した外国企業などが国内に保有している外貨預金をいう。

年明け1100億ドル(今年1月末基準)に迫っていた国内外貨預金の規模は、1月から4月まで4ヵ月連続で下落傾向を記録した。特に2月の外貨預金規模は1ヶ月間に何と117億3000万ドルが急減したりもした。

通貨別では、米ドル預金残高が822億9000万ドルとなり、前月末比30億9000万ドル増加した。全体外貨預金の中で米ドルが占めた比重は85%水準だ。ユーロ預金(57億4000万ドル)と円預金(62億5000万ドル)も前月比それぞれ12億9000万ドル、9億3000万ドル増加した。同期間、人民元預金は前月比5000万ドル増の12億8000万ドルとなった。

韓銀の関係者は「米ドルとユーロ預金の場合、企業の海外子会社配当金および海外直接投資資金一時預けなどで増加した」とし「円預金は企業の海外直接投資資金一時預けに加え為替レート下落の中で個人の余裕資金預けなどで増加傾向を示した」と説明した。

外貨預金の主体としては企業預金が826億7000万ドルで、前月より51億3000万ドル増加した。個人預金の残高は141億2000万ドルで、2億7000万ドル増えた。

銀行別では、国内銀行に預けられた外貨預金残高が869億9000万ドルとなり、1ヵ月間で49億7000万ドル増加した。外銀支店の外貨預金残高は前月比4億3000万ドル増えた98億ドルだった。
 
 
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