北朝鮮が31日、平安北道東倉里(ピョンアンプクト・トンチャンリ)一帯で南側方向に発射した飛翔体1発が、全羅北道・於青島(オチョンド)西側200キロ余りの海上に墜落した。韓国軍は、北朝鮮の飛翔体の一部と推定される物体を引き揚げ中だ。
合同参謀本部はこの日、「韓国軍は8時5分頃、魚清島の西側200キロ余りの海上で北朝鮮が主張する宇宙発射体の一部と推定される物体を識別し、引き揚げを行っている」と明らかにした。
これに先立ち、北朝鮮は日本時間の5月31日午前0時から6月11日午前0時までの間に人工衛星を打ち上げるとして、1段目のロケット落下地点を「全羅北道群山から黄海の遠洋」、衛星を保護するフェアリングの落下地点を「済州島西側の海上」、2段目のロケット落下地点を「フィリピン・ルソン島東の海上」と通告した。
北朝鮮が衛星を搭載したと主張する発射体を打ち上げたのは2016年2月7日の「光明星号」以来7年ぶりだ。北朝鮮は先月13日、新型固体燃料式の大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星-18」型の試験発射から48日ぶりに再び挑発を強行した。
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