韓国の輸出、7カ月連続で減少···41%も急減した半導体不振の影響が最も大きく

[写真=ロイター]


韓国の主力輸出品である半導体部門の景気低迷長期化の影響で、韓国の輸出が7ヵ月連続マイナス成長を記録した。

貿易赤字も14ヵ月間続いたものの、1月に125億2千万ドルまで大きくなった貿易赤字規模が今年に入って縮小されている。

産業通商資源部は1日に発表した「4月の輸出入動向」によると、4月の輸出額は496億2000万ドルとなり、昨年同月より14.2%減少した。

月間輸出は昨年10月から7ヵ月連続で前年同月比減少した。2018年12月~2020年1月以後、最も長い連続輸出減少だ。

4月の輸出は前月(551億ドル)に比べても減少した。

月間輸出は1月に最低(464億ドル)を記録し、2月(501億ドル)、3月(551億ドル)には次第に増加する傾向だった。しかし、今回再び減少に転じたのだ。

半導体の需要と価格が下落し、最大輸出品である半導体の輸出不振が全体輸出に影響を与えた。

4月の半導体輸出額は63億8千万ドルとなり、昨年同月比41.0%減少した。半導体だけで輸出が44億ドル減ったが、4月の韓国の全体輸出減少額である83億ドルの半分を越える水準だ。

4月の半導体輸出増加率は前月(-34.5%)より悪化した。昨年同期比半導体輸出増加率は、昨年8月以降9ヵ月連続マイナスを記録している。

品目別では自動車(40.3%)、船舶(59.2%)などの輸出が増えたが、半導体(-41.0%)、ディスプレー(-29.3%)などの情報技術(IT)品目、石油製品(-27.3%)、石油化学(-23.8%)、鉄鋼(-10.7%)など主力商品の輸出が軒並み減少した。

昨年4月の輸出(578億ドル)が歴代4月最大値を記録したことによる基底効果の影響もあった。
韓国の地域別輸出現況によると、半導体輸出比重が高い中国(-26.5%)、ASEAN(東南アジア諸国連合・-26.3%)などへの輸出が減少した。

一方、欧州連合(9.9%)と中東(30.7%)への輸出は増えた。自動車輸出の急増とインフラ投資と関連した一般機械などの輸出が増えたことによるものだ。

産業部は「グローバル景気回復遅延にともなう輸入需要鈍化や半導体の業況不振などが続き、4月輸出が減少した」として「輸出対象国である中国やベトナムの輸入減少が持続しており、韓国の対中国・ASEAN輸出減少に影響を与えている」と分析した。
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