世界のクラウド支出、 今年790兆ウォンを超える見通し…「超巨大AIがクラウド市場を牽引」

[写真=Gettyimagesbank]


IT分野を中心としたリサーチ企業のガートナー(Gartner)が20日、今年パブリッククラウドサービスに対する世界各国の政府や企業の支出額が5974億ドル(約790兆6,589億ウォン)に達し、前年(4910億ドル)より21.7%増えると予想した。

これはチャットGPTに代表される生成人工知能(AI)など新技術によってクラウド関連支出が急増したことによる影響だ。

ガートナーのシド・ナグ(Sid Nag)リサーチ副社長は「ハイパースケール(超巨大)クラウド供給業者がクラウドアジェンダを主導している」として「最近、政府・企業はクラウドをデジタル革新のための戦略プラットフォームとして認識しており、デジタルサービス競争が加熱するにつれクラウド供給業者らはさらにレベルの高い機能を提供しなければならない状況に置かれた」と説明した。

ナグ氏は「生成AIは大規模言語モデル(LLM)が市場をリードしている。LLMはリアルタイムデータ処理のために強力で拡張性に優れたコンピューティング性能を要求する」として「クラウドが最適なソリューションとプラットフォームを提供するだけに、生成AI競争の第一線にハイパースケールクラウド事業者がいるのは偶然ではない」と分析した。

ガートナーは今年、クラウド市場はすべての事業部門が成長すると予測した。サービス型インフラ(IaaS)市場支出は1503億ドル(約199兆ウォン)を記録しながら前年比30.9%増加し、最も大きく成長すると予想される。サービス型プラットフォーム(PaaS)市場の支出は1389億ドル(約184兆ウォン)で24.1%成長し、成長率2位を記録する見通しだ。

ガートナーによると、2026年までに全世界の政府・企業の75%がクラウドを基本プラットフォームとするデジタル革新モデルを採択するとみられる。

高い成長とは別にクラウド市場で最大の事業部分はサービス型ソフトウェア(SaaS)だ。SaaS市場への支出は前年比17.9%増の1970億ドル(約261兆ウォン)に達すると予想される。
 

[資料=Gartner]


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