韓国、暮らしの満足度OECD下位3番目

[写真=聯合ニュース]


韓国が経済の量的成長にもかかわらず、生活全般の満足度は依然として後進国の身分を免れないことが分かった。

住居・教育のような客観的な指標は経済協力開発機構(OECD)国家の中で上位圏だが、自殺率は依然としてOECD1位の汚名を抱いている。情緒的孤立感を大きく感じる独居老人の割合も日増しに高まっている。

20日、統計庁が発表した「国民生活の質2022報告書」によると、韓国人の全般的な生活の満足度は2021年6.3点と現れた。2013年(5.7点)以後、小幅増加傾向を維持してはいるが、依然として低い水準だ。

国際比較では、韓国の生活満足度は5.9点(2019~2021年平均)でOECD加盟国の中で下位圏だ。OECD平均(6.7点)より0.8点低かった。

韓国は日本(6.0点)、ギリシャ(5.9点)などと同様の水準と集計された。韓国より満足度の低い国はコロンビア(3.8点)、テュルキエ(4.7点)の2カ国に過ぎなかった。

具体的に韓国は客観的指標では上位を記録したが、主観的指標の順位は低かった。

国家間の生活の質測定のための指標としてはOECD「より良い暮らし指標(BLI)」、UN SDSN「世界幸福度調査(WHR)」、UNDP「人間開発指数(HDI)」が代表的だ。

このうち客観指標だけで構成されたHDIで韓国は188ヵ国のうち19位と高い評価を受けた。反面、主観的指標だけを扱うWHRでは世界146ヵ国のうち59位、OECD38ヵ国の中では36位に止まった。

主観・客観を混用するBLIでは、このような違いがさらに明確になった。11領域のうち、市民参加(2位)、住居(7位)、教育(11位)は上位だったが、健康(37位)、共同体(38位)、環境(38位)などの領域は低かった。過去と比べて人生の豊かさは高まった反面、主観的な暮らしの質はこれに及ばなかった。
<亜洲日報の記事等を無断で複製、公衆送信 、翻案、配布することは禁じられています。>
기사 이미지 확대 보기
경북 포항시 경북 포항시
닫기