[写真=オープンシグナル]
韓国の大手キャリア3社が世界の通信会社の中で最も速いダウンロード速度を提供していることが分かった。速度だけでなく、モバイルオンラインゲーム、音声アプリ（VoIP）など多様な通信基盤サービス品質順位でも最上位を記録している。
12日、グローバルモバイルネットワーク市場調査業者オープンシグナルが発表した「グローバル・モバイル・ネットワーク・エクスペリエンス・アワード2023（Global Mobile Network Experience Awards 2023）」によると、SKテレコム（SKT）ダウンロード速度は平均131.7Mbps（１秒当たり約16.5MB）で世界で最も速かった。続いてKT（105.7Mbps）、LGユープラス（94.4Mbps）の順だった。 韓国の通信3社が「トップ3」を占めたのだ。
オープンシグナルによると、100Mbpsを超過した通信会社はSKTとKTが唯一で、特に1位を占めたSKTは2位と速度格差を26Mbpsでリードした。世界平均（31.5Mbps）に比べると、約4.2倍速い数値だ。
韓国通信3社はゲーム経験部門でもリードしている。ゲーム経験は、リアルタイムモバイル多重接続ロールプレイングゲーム（MMORPG）の品質を表す指標だ。この順位でSKTは86.3点を獲得し、1位を占めた。
オープンシグナル側は「これは大多数のユーザーが自身のネットワーク経験が満足しているという意味」として「ほとんどの回答者がゲームをまともに操作できると感じ、自分の行動に直ちに反応を受ける。大半が目立った遅延現象はない」と説明した。
ゲーム経験部門でLGユープラスは85.5点で2位、KTは84.7点で3位を記録した。世界平均の60.3点に比べて高い記録だ。この他にシンガポール通信社スターハブ、日本通信社ソフトバンクがそれぞれ4位と5位を占めた。
音声アプリの経験では、韓国通信3社とも先頭グループに入った。音声アプリはカカオトーク、ライン、スカイプ、フェイスブックメッセンジャーなどデータ通信を基盤に高品質音声通話を提供するサービスだ。
音声アプリ経験部門で世界1位の事業者は多国籍通信会社「スリー（Three・3）」のデンマーク子会社で82.3点を記録した。SKTは82.2点、KTは82.2点、LGユープラスは82.1点などをそれぞれ記録し、0.1～0.2点差で同じグループに入った。世界平均の75.7点と比べても高い水準だ。
SKTは映像視聴経験部門でも69.8点を記録し、世界6位に上がった。1位のスターハブよりは0.3点低く、世界平均の49.4点よりは20.4点高い。KTは67.1点、LGユープラスは65.4点を記録した。
一方、今回の報告書はオープンシグナルが世界通信ユーザー経験に対して4回目に発刊した報告書であり、第5世代移動通信（5G）を含むすべてのタイプの通信技術結果を含む。オープンシグナル側は、今後5G拡散によってダウンロード速度など全般的な指標が向上すると見通した。
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