12月1~20日の韓国輸出が昨年同期より9%近く減少した。今年に入って今月20日までの貿易赤字も累計489億6800万ドルを記録し、2008年の金融危機以降、年間貿易収支の赤字を記録すると予想される。
関税庁は21日、12月1~20日の輸出額(通関基準暫定値)が336億3800万ドルを記録し、昨年同期より8.8%減少したと明らかにした。同期間の操業日数は15.5日で昨年と同じだった。また一日平均輸出額も8.8%減少した。
12月1~20日の品目別輸出は主力品目である半導体輸出額が1年前より24.3%減った。先月まで4ヵ月連続で減少した半導体輸出減少率は、8月(-7.0%)、9月(-5.0%)、10月(-16.4%)、11月(-17.4%)などへと徐々に拡大している。
このほか、無線通信機器(-43.8%)、精密機器(-11.2%)なども減少した。一方、乗用車(45.2%)、石油製品(27.1%)などの輸出は増えた。
国別では最大交易国である中国への輸出が26.6%減少した。また、ベトナム(-20.6%)、日本(-12.2%)、台湾(-22.0%)なども輸出が減少した。一方、米国(16.1%)、欧州連合(1.2%)などは輸出は増えた。
今月に入って20日までの輸入額は400億6400万ドルで、1年前より1.9%増えた。依然として輸入額が輸出額を上回り、同期間の貿易収支は64億2700万ドルの赤字を記録した。
品目別では原油(15.4%)、ガス(100.7%)などエネルギー中心に輸入が増加した。反面、半導体(-14.9%)、石油製品(-22.5%)、無線通信機器(-44.8%)などは減少した。
国別では欧州連合(18.7%)、米国(17.3%)からの輸入が増え、中国(-11.6%)、日本(-16.4%)、サウジアラビア(-27.7%)、ベトナム(-9.6%)などは減少した。
今年に入って今月20日までの貿易赤字は累計489億9600万ドルを記録した。年間基準で過去最大だった1996年の206億2400万ドルより2倍以上多い規模だ。輸出が減少に転じた中、冬季のエネルギー輸入が増加し、年間貿易赤字が500億ドルを超えるだろうという懸念が出ている。
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