現代自、ブラジルシェア10%目前…現地戦略型モデル「HB20」が牽引

[現代自、ブラジルシェア10%目前…現地戦略型モデル「HB20」が牽引]


 
輸入車ブランドの角逐の場であるブラジル完成車市場で、現代自動車が史上初の二桁販売シェア達成を目前に控えている。
 
12日、ブラジル自動車ディーラー連合会の統計資料によると、現代自は今年1~11月、ブラジル自動車市場で17万1312台を販売し、シェア9.8%を記録した。 ブランド別販売順位ではフィアット、GM、フォルクスワーゲンに続き、4位に上がった。
 
現代自が12月の販売台数で善戦すれば、2016年の年間シェア9.9%を超えた歴代最高記録を達成する可能性が高い。 現代自は2012年、ブラジル市場進出の初年度に10万8347台を販売し、販売順位8位(シェア3.0%)に上がった。 その後、シェアは5.9%(13年)、7.1%(14年)、8.3%(15年)と上昇を続けている。
 
ただ、2017年から2019年まで3年連続で年間販売20万台を突破したにもかかわらず、トヨタ、ルノー、フォードなどのライバル会社ブランドの販売台数が同伴増加し、販売順位は2019年7位に下がった。 それでも現地戦略型モデル「HB20」が大きな成功を収め、昨年の販売台数は2020年対比10%増加した18万4284台で、市場占有率を9.3%まで引き上げた。
 
HB20は2019年に第2世代モデルに世代変更を経た後、今年8月にマイナーチェンジモデルで商品性改善が行われた。 今年1~11月に8万9286台を販売し、乗用モデル販売1位、全体モデル販売2位を記録するほど旋風的な人気を得ている。
 
ブラジルのピラシカーバ地域に生産工場を稼動している現代自は、今年10月までのHB20出荷台数が146万7000台余りに達する。 全体出庫車両179万3800台余りの約82%水準だ。
 
現代自は、ブラジル市場が新型コロナの影響から徐々に抜け出し、消費回復の勢いを見せているだけに、現地市場の攻略に拍車をかける計画だ。 9月、生産工場稼動10周年を記念し、年間7万基程度のエンジンを生産できるエンジン工場も竣工した。 エンジン工場にはHB20に搭載される小型エンジンを生産している。
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