株価が5%以上下がれば空売り禁止期間を延長

[写真=聯合ニュース]


韓国の空売り過熱銘柄指定制度が強化される。今回の措置が施行されれば、過熱銘柄の指定件数と指定日数が15%ほど増加する見通しだ。

韓国取引所は19日、今月24日から強化された空売り過熱銘柄指定制度を本格施行する予定だと明らかにした。

空売り過熱銘柄指定制度は株価下落率と空売り比重、空売り取引代金増加倍率、空売り比重平均が一定水準以上の場合、翌日一日借入空売りを禁止する制度だ。

改善案は株価下落率基準を3%以上に下げ、空売り比重も30%に強化する。また、空売り取引代金増加倍率基準も従来の5~6倍から2倍に調整する。

過熱銘柄指定後も株価下落率が過度な銘柄は空売り禁止期間が延長される。延長基準は株価下落率5%以上だ。

韓国取引所の関係者は「強化された基準を適用してシミュレーションした結果、2019年基準過熱銘柄指定件数は690件から785件に13.8%、指定日数は690日から796日に15.4%増加した」とし「市場ショックにともなう空売り急増による銘柄別変動性が緩和されると期待される」と述べた。
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