韓国の株式市場、9月の下げ幅「世界最上位圏」・・・英国より5倍暴落

[写真=Gettyimagesbank]


韓国の株式市場がグローバル弱気相場の中で特に低迷している。主要国の株式市場の中でコスピより下げ幅が大きいのは香港ハンセン株式指数だけで、コスダックの9月の下げ幅は米国・欧州株式市場の2.3~7倍に達した。輸出中心の経済構造と高い信用供与比率などが韓国の国内株式市場の下落の原因としてあげられる。

29日、コスピは前日比1.64ポイント(0.08%)高の2170.93で取引を終えた。28日(現地時間)、英中央銀行(BOE)の長期国債買い入れ発表でドル高が緩和され、グローバル株式市場が一斉に反発した影響と解釈される。

コスピが久しぶりに反騰したものの、月初対比成績表はみすぼらしい。1日の終値(2415.61)対比下げ幅が244.68ポイントで10.13%に達するためだ。コスダックも同期間788.32から675.07へと14.37%(113.25ポイント)急落した。

グローバル株式市場と比べると、コスピの下げ幅はさらに目立つ。28日(現地時間)の終値基準で、月初比ニューヨーク株式市場の下げ幅は、S&P500が3966.85から3718.28へと6.27%(248.57ポイント)下落に止まった。ナスダックは1万1785.13から1万1049.39へと6.24%(735.74ポイント)、ダウ指数は3万1656.42から2万9728.09へと6.09%(1928.33ポイント)下落した。

欧州の株式市場対比コスピの下げ幅は最大5倍に達した。欧州の主要株式市場の中で下げ幅が最も大きかったスペインIBEX35は、7806.00から7441.20へと下げ幅が4.67%(364.80ポイント)に過ぎなかった。また、フランスCAC40とドイツDAXは下げ幅がそれぞれ4.38%、3.54%を記録した。大規模な刺激政策の予告でグローバルシステムリスクを引き起こした英国のFTSE100は、7148.50から7002.59へと2.04%(145.91ポイント)下がっただけだ。

ハナ証券のハン・ジェヒョク研究員は「金利上昇による企業資金調達負担とレバレッジを利用した成長が止まり、株式市場の暴落と共に負担になった信用融資やグローバル自国優先主義に貿易まで悪条件が相次いで発生している」として「当分コスピは上方よりは下方圧力が高い状況」と説明した。
 
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