先月、居住者の外貨預金21億ドル減少・・・「外国人の直接投資資金回収などの影響」

[写真=聯合ニュース]


先月末、韓国の居住者外貨預金が1ヵ月で21億ドル以上減少した。

20日、韓国銀行が発表した「居住者外貨預金動向」によると、8月の1ヵ月間、国内居住者の外貨預金規模は882億7000万ドルで前月より21億1000万ドル減少したと集計された。居住者外貨預金とは、内国人と国内企業、国内に6ヵ月以上居住した外国人、国内に進出した外国企業などが国内に保有している外貨預金だ。

今回の外貨預金規模の縮小には、米ドルとユーロ預金の減少が影響を及ぼした。通貨別外貨預金残高を調べれば、米ドル規模が前月(764億ドル)より15億7000万ドル減少した749億ドルであり、全体の84.9%を占めた。韓銀の関係者は「外国人が直接投資資金を回収したうえに、一部企業の輸入決済代金の引き出しなどで企業を中心に減少傾向を示した」と説明した。

同期間、ユーロ預金も4億6000万ドル減少した47億4000万ドルを記録した。ユーロ預金の場合、一部証券会社の海外派生取引関連証拠金の納入や現物買い戻しなどで減少した。人民元預金も前月比4億ドル減少した12億6000万ドルを記録した。一方、円預金は57億4000万ドルで2兆6000万ドル増加した。英国ポンド、豪州ドルなどその他の通貨預金は16億3000万ドルで6000万ドル増えた。

銀行別では、国内銀行が保有している外貨預金の規模が719億3000万ドルで、24億6000万ドル減少した。逆に外銀支店の保有額は3億5000万ドル増えた91億4000万ドルを記録した。主体別では企業と個人が保有している外貨預金ともに減少した。企業預金は前月より14億9000万ドル減少した744億1000万ドルとなり、個人預金も138億6000万ドルで6兆2000億ドルほど減少した。
<亜洲日報の記事等を無断で複製、公衆送信 、翻案、配布することは禁じられています。>
기사 이미지 확대 보기
경북 포항시 경북 포항시
닫기