サムスン電子が平沢キャンパス3ラインを本格稼動し、20年連続のNAND1位のメモリー市場支配力強化に乗り出す。
サムスン電子は8日、現存する世界最大規模の半導体生産施設である平沢キャンパスの3ラインを本格的に稼動し、未来半導体市場の主導権確保に乗り出すと明らかにした。
サムスン電子は最近、器興R&D団地の起工式に続き、平沢キャンパスの3ライン稼動まで加え、グローバル半導体市場で競争優位を占めるよう、研究開発はもちろん、製造力量まで急速に強化する方針だ。
サムスン電子は2020年末から基礎工事に入った平沢3ラインに7月からNAND型フラッシュ量産施設を構築し、ウェハー投入を始めた。
サムスン電子は2002年、NAND型フラッシュ市場シェア1位になって以来、20年間一度も1位の座を明け渡さないほど、独歩的な競争力を維持している。 今回の平沢3ラインのNAND型フラッシュ量産を通じ、サムスン電子の市場支配力はさらに強化されるものと会社は期待している。
特に、サムスン電子は今後、市場の需要に合わせて平沢3ラインにEUV工程基盤のDラムと5ナノ以下のファウンドリ工程など、多様な先端生産施設を拡大構築していく計画だ。
サムスン電子は平沢3ラインの稼動だけでなく、未来半導体の需要に適期対応するため、4ライン着工のための準備作業にも着手した。
平沢4ラインの具体的な着工時期と適用製品が決まっていないが、サムスン電子は今後の半導体市場の需要変化に素早く対応できるよう、基礎工事を進めている。
平沢キャンパスは総面積87万坪(289万㎡)に達する大型団地で、器興キャンパス(44万坪)と華城キャンパス(48万坪)の面積を合わせた水準だ。
サムスン電子関係者は“現在稼動中の3つのラインの他に追加で3つの大型半導体生産施設が入ることができ、韓国が半導体強国に生まれ変わるのに核心前哨基地の役割を遂行するだろう”と期待した。
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