サムスンSDS、量子耐性暗号転換プロジェクトに参加

[サムスンSDS、量子耐性暗号転換プロジェクトに参加]


 
米国連邦政府傘下機関主導「量子耐性暗号転換(Migration to PQC)研究プロジェクトにサムスンSDSがグローバルビッグテック企業とともに参加する。 このプロジェクトは全世界のデジタルコンピュータ暗号体系が未来商用化される量子コンピュータ技術によって壊れる可能性に備えるために作られた。 韓国ITサービス1位の企業を超え、グローバルIT業界でセキュリティ分野で先導的な研究開発力量が認められたものと解釈される。
 
サムスンSDSはアマゾンウェブサービス(AWS)、マイクロソフト(MS)、VMウェア、シスコシステムズなどグローバル企業14社が参加する米国標準技術研究所(NIST)傘下のサイバーセキュリティセンター(NCCoE·National Cybersecurity Center of Excellence)主管の量子耐性暗号転換プロジェクトに唯一の韓国企業として参加すると25日、明らかにした。
 
量子耐性暗号(Post-Quantum Cryptography)は、量子コンピューティング技術の発展で脅かされる公開キー暗号方式の従来の暗号体系に代わる手段として挙げられる。 NISTは量子コンピュータ基盤のハッキング攻撃に無力化される既存の公開キー暗号(Public-Key Cryptography)を、量子コンピュータ攻撃に耐えられる量子耐性暗号体系に転換するよう支援する技術·製品を作るために今回のプロジェクトを通じて民間IT企業と協力する。
 
NISTは“企業は量子脆弱公開キーアルゴリズム(quantum-vulnerable public-key algorithm)使用事例と独立システムに使われた位置を識別する自動発見ツール使用試演のため、NCCoEと協力する”と明らかにした。 続き、“選別された協力会社はリファレンス設計製作、標準基盤ソリューション事例構築を支援するため、各社の専門性とハードウェア·ソフトウェア力量を寄与するコンソーシアム参加共同研究開発協約を結んだ”と説明した。
 
サムスンSDSは、同プロジェクトで子会社のセキュアイと共同開発した暗号アルゴリズム探知技術をセキュアイのキュリティ製品(防火壁)に適用し、ネットワーク上の数多くのコンピューターとプログラムで量子コンピュータ攻撃に脆弱な従来の暗号体系を自動探知し、量子耐性暗号体系に転換する案を研究する。 企業の業務システムがクラウドに転換する流れに従って、顧客会社のクラウドインフラとプログラムに適用された従来の暗号体系を量子耐性暗号に転換する作業も支援する計画だ。
 
サムスンSDSは社内のセキュリティ専門家で構成されたセキュリティ研究センターを通じ、量子耐性暗号以外の同型暗号技術分野にグローバルレベルの力量を確保している。 同型暗号は個人情報など敏感な情報を安全に保護するため、データを暗号化状態で分析して処理する技術であり、量子耐性暗号とともに、量子コンピュータ時代に安全なセキュリティ環境を構築するための要素として挙げられる。
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