6月の生産者物価指数、再び過去最高値を更新・・・6か月連続の上昇

[写真=亜洲経済]


韓国の消費者物価の先行指標である生産者物価指数が再び過去最高値を記録した。6ヵ月連続の上昇である。

韓国銀行が21日発表した6月の生産者物価指数は120.04(2015年100基準)で前月比0.5%上昇した。これは6ヵ月連続で上昇し、指数基準では過去最高値だ。生産者物価指数は3月から4カ月連続で過去最高値を更新している。前年同月比では9.9%上昇し、19ヵ月連続で上昇傾向を続けている。

韓銀経済統計局のソン・ジンシク物価統計チーム長は「国際原油価格がドバイ油基準で5月の1バレル当たり108.2ドルから6月113.3ドルへと上昇傾向を示し、全体生産者物価は上昇基調を続けた」と述べた。続けて「一方、第1次金属製品とコンピューター、電子および光学機器が前月比それぞれ0.8%、0.7%下落し、物価上昇幅は鈍化している」と付け加えた。

農林水産品は0.7%上昇した。畜産物が1.1%下落したが、水産物と農産物がそれぞれ3.0%、1.2%上昇した影響だ。細部品目別には、農林水産品の中ではタマネギが5~6月に作況不振の影響で84%急騰し、漁況不振などでメバル(19.7%)、タチウオ(11.8%)が上がった。政府の飼料購買資金支援や輸入産関税免除措置で豚肉は5.3%下落した。

工業製品は前月比0.7%上昇した。工業製品は軽油とガソリンが9.8%、11.2%上昇した中、国際穀物価格の上昇で養牛用配合飼料(3.9%)、養豚用配合飼料(3.8%)などが上昇した。国際市場の価格下落と景気鈍化の憂慮で亜鉛1次精錬品(-10.7%)、アルミニウム1次精錬品(-6.0%)が下がり、需要鈍化などでテレビ用LCD(-7.8%)も下落した。

サービスは前月比0.2%上昇した。飲食店や宿泊は0.7%上昇し、9ヵ月連続で上昇の勢いを記録した。運送サービスは0.6%上昇し、13ヵ月連続で上昇傾向を続けている。米州地域と欧州が本格的な夏のシーズンを迎え、油類費上昇などで国際航空旅客が上がった影響だ。

このように生産者物価が上昇傾向を続け、今後の消費者物価もさらに上昇すると予想される。6月の消費者物価上昇率は6%だった。6%台の上昇率を記録したのは通貨危機時の1998年11月以後24年ぶりだ。
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