サムスン電子の李在鎔(イ·ジェヨン)副会長が日本企業家団体「経団連」会長団と相次いで会った。 全国経済人連合会の主導で、韓日財界会議が3年ぶりに開催されるなど、2018年から急激に冷却された韓日経済交流に薫風が吹いている。
5日、サムスン電子によると、李副会長は4日、韓日財界会議に出席するために訪韓した経団連の十倉雅和会長と晩餐会を行った。 二人は韓日企業間の交流活性化とサプライチェーン安定のための協力方案などを議論したと伝えられた。 十倉会長は住友化学会長で、サムスンと長年の縁がある。 住友化学はサムスン電子にOLEDスマートフォン用偏光フィルムを供給している。
李副会長は東原敏昭経団連副会長兼日立グループ会長とも昼食会を行った。 2人は食事を共にしながら、両社間の半導体協力方案について議論したと知られた。 サムスン電子は日本最大の電子製品メーカーである日立に半導体を納品している。 李副会長は2019年12月にも経団連役員陣に会い、韓日企業間の協力方案について意見を交わした。
財界は広範囲な日本ネットワークを持つ李副会長が最近、韓日関係改善に歩調を合わせ、民間外交官として役割を果たすと期待している。 実際、李副会長は日本の輸出規制で、韓日関係が最悪だった2019年9月、韓国企業家としては唯一日本財界の招請を受け、「2019日本ラグビーワールドカップ」開会式と開幕戦を参観した。 ソフトバンクの孫正義会長とも緊密な関係と知られている。 孫会長は2013年、2014年、2019年訪韓当時、李副会長に会い、協力方案を議論した。
李副会長は毎年春、日本の主要顧客会社を訪問し、新春挨拶会を開く一方、日本の有力部品·素材企業とも定期的に交流している。 1993年、故李健煕(イ·ゴンヒ)会長が新経営を宣布して発足させた日本の核心電子部品メーカーとの協力体「LJF」(Lee Kunhee Japanese Friends)会員会社とも引き続き交流していると伝えられた。
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