韓銀「FOMC結果、予想と概ね合致・・・市場変動性拡大の可能性に備える」

[写真=亜洲経済]


韓国銀行が16日、米国連邦公開市場委員会(FOMC)会議結果と関連して「市場状況点検会議」を開催した。

この日の午前8時、イ・スンホン副総裁主宰で行われた会議では、FOMCの結果とそれに伴う国際金融市場の状況および国内金融・外国為替市場に及ぼす影響に対する点検が行われた。韓銀は今回のFOMC会議で政策金利75bp(1bp=0.01%)引き上げなど金融政策決定に対し、市場の予想に概ね合致するものと評価した。

イ副総裁は「米連邦準備制度理事会(Fed)が政策決定文で物価安定に対する確固たる意志を表明したのは、最近速い物価上昇勢に対する市場の憂慮および政策不確実性を解消するための意図と評価される」と明らかにした。この日、連邦準備制度は金融政策基調強化を通じて完全雇用と物価安定という二大目標を回復できると期待するという表現を削除し「2%物価目標回復のために専念している」という字句を追加した。

また、米連邦準備制度理事会のジェローム・パウエル議長が追加的な75bp引き上げの可能性について多少留保的な立場を示し、金利が下落して株価が上昇したという分析だ。韓銀によると、米国債金利2年物は24bp下落し、10年物は19bp下落した。一方、スタンダード&プアーズ(S&P)500指数は1.5%上昇した。米ドル(DXY)指数は0.6%下落した。

イ副総裁は、しかし「米国のインフレおよび金融政策関連の不確実性が非常に高い状況なので、グローバル金融市場の変動性が拡大する可能性が常に存在する」とし「今後、国内金融や外国為替市場の変動性が一層拡大する可能性に備え、国内外市場状況を綿密にモニタリングしながら必要時に政府と協力して追加的な市場安定措置を積極的に施行する」と述べた。
 
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