今年第1四半期のカード海外使用額10.4%減少・・・「コロナ・為替レート上昇の影響」

[写真=聯合ニュース]


今年第1四半期、韓国国民が海外で使用したカード決済金額が減少した。コロナパンデミック再拡散により海外訪問客が減ったうえに、ウォン・ドル為替レート上昇の動きの中で海外直接購入のような海外決済が減少したことに伴うものと分析される。

31日、韓国銀行が発表した「2022年第1四半期の居住者カード海外使用実績」によると、今年1月から3月までの居住者のカード海外使用金額は30億6200万ドル(3兆7928億ウォン)で、前期(34億2000万ドル)に比べて10.4%減少した。集計された数値はクレジットカード・チェック(デビット)カード・直払カードを全て合わせた数値だ。

2018年~2019年、年間190億ドルを上回った居住者のカード海外使用実績は2020年コロナパンデミックショックで103億1000万ドルまで減った。昨年から反騰する姿を見せてきたが、再び下落したのだ。

今年第1四半期、海外で使われたカードの枚数と決済金額も減少した。同期間、海外で使われたカードの枚数は1186万2000枚で、前四半期(1207万8000枚)比1.8%減少した。カード1枚当たりの使用金額も昨年第4四半期の283ドルから第1四半期は258ドルへと8.8%減少した。韓銀は第1四半期の海外カード実績減少背景について「コロナパンデミックが再拡散し、海外に出国する内国人数が減少したうえにウォン・ドル為替レート上昇にともなうオンラインショッピング海外直接購買減少などに起因した」と説明した。

実際、昨年第4四半期に41万2000人水準だった韓国人海外出国者数は、今年第1四半期に入って40万6000人と1.5%減少した。ウォン・ドル為替レートも昨年第4四半期の一日平均1ドル当り1183.2ウォンから第1四半期1204.9ウォンに1.8%上昇した。同期間、オンラインショッピングの海外直接購買額も前期(12億8000万ドル)比10.8%減の11億4000万ドルとなった。

カードの種類別では、クレジット(–6.0%)、チェック(-20.3%)、デビットカードの使用金額が一斉に減少した。クレジットカードとデビットカードはコロナ以後、昨年第4四半期(信用23億9100万ドル、デビットカード10億100万ドル)にピークを記録したが、今年第1四半期(信用22億4800万ドル、デビットカード7億9800万ドル)に入って再び減少する様相を示した。デビットカードは昨年第2四半期のコロナ事態以後、最も高い使用金額を示した後、騰落を繰り返している。

一方、同期間、非居住者の国内カード使用実績も減少傾向を記録した。第1四半期基準で国内で決済された金額は、直前四半期(10億500万ドル)より11.8%急減した8億8700万ドルと把握された。使用カードの枚数も前四半期と比べて3.4%減った393万6000枚と確認された。
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