大韓航空-アシアナの結合審査、最終の段階…来年初めに結果発表か

[大韓航空-アシアナの結合審査、最終の段階…来年初めに結果発表か]


 
公正取引委員会が大韓航空のアシアナ航空の買収合併に対する審査を今週中に完了する。最終結論は来年初めに出る見通しだ。
 
26日、公取委と業界によると、公取委は今週に航空・造船企業結合2件に対する競争制限性審査報告書を企業側に送る計画だ。以降、企業はこれについての意見を公取委に提出し、公取委は9人の委員が参加する全員会議を開いて審議を進める。全員会議は来年初めに開かれるものとみられる。
 
大韓航空とアシアナ航空の企業結合を審査した公取委の審査官は競争制限性があり、一定の措置が避けられないとみて、国土交通省と了解覚書(MOU)を締結し、是正措置案を協議してきた。
 
公取委は企業結合を承認する代わりに、両航空会社の運輸権を国内格安航空会社(LCC)に再分配し、路線の独占問題を一部解消する「条件付き承認」を掲げるものとみられる。国土省が運輸権を回収した後、LCCに再分配すれば、路線独占問題が一部解消されかねないからである。しかし、運輸権の回収条件について大韓航空が反発する可能性が大きい。統合に向け、既存の路線を放棄すれば、路線縮小による競争力の低下、雇用維持の悪影響などが懸念されるためだ。
 
以外にも空港スロット(離着陸許容能力)の縮小や運航回数の制限などの承認条件も取り上げられている。
 
さらに、公取委は現代重工業グループの造船持株社である韓国造船海洋の大宇造船海洋の買収の件についても今週中に審査を終える計画だ。
 
両社の結合を申告しなければならない6ヵ国のうち、中国・カザフスタン・シンガポールなど3カ国は「条件のない承認」と結論付けた。韓国を含めた日本、欧州連合(EU)など3カ国は現在、審査を進めている。
 
現在、両会社の買収合併の鍵を握っているのはEU執行委員会だ。EUは来年1月20日まで審査を済ませることにした。韓国公取委は独立的に承認するかどうかを審査する。しかし、EUが不許可の決定を下せば、韓国公取委がほかの決定を下すことは難しいだろうという観測が出ている。
<亜洲日報の記事等を無断で複製、公衆送信 、翻案、配布することは禁じられています。>
기사 이미지 확대 보기
경북 포항시 경북 포항시
닫기