
[写真=聯合ニュース]
韓国で新型コロナウイルス感染症(コロナ19)が流行して2年余りで防疫システムが段階的な日常回復、いわゆる「ウィズコロナ」に転換される。
これを受け、全ての多衆利用施設の時間制限がなくなり、首都圏は10人まで、非首都圏は12人まで集まることができる。遊興・体育施設などには「防疫パス」(接種証明・陰性確認制)が適用される。
1日、中央災難安全対策本部によると、政府の「コロナ19段階的日常回復第3段階履行計画」によって、同日から第1段階が適用される。
まず、政府は遊興施設を除いた多衆利用施設の運営時間制限を全面解除することにした。感染の危険性が高い施設である遊興施設やコーラテック、武道場のみ午前0時から営業制限を受ける。早朝の営業は2日午前から始まる。政府はこの日のハロウィンイベントやパーティーが1日未明に続くのを防ぐため、第1段階の施行時点をこの日午前5時に決めた。
私的な集まりはワクチン接種と関係なく、首都圏は10人、非首都圏は12人まで可能になる。ただ、食堂やカフェでの非接種者数は最大4人までと制限される。
「防疫パス」も実施される。カラオケボックス、浴場業、屋内体育施設、遊興施設、競馬競輪・カジノなどコロナ感染のリスクが高い13万施設に入場するか、医療機関・療養施設・重症障害者・認知症施設など感染脆弱施設で患者や入所者と面会する際には、接種完了証明書やPCR(遺伝子増幅)検査の陰性確認書が必要となる。
スポーツ競技と宗教活動(礼拝と法会など)は、屋内外ともに接種完了者だけが参加する場合、人数制限を解除する。接種者を含めれば収容人数の50%だけを認める。映画館や公演場、スポーツ競技場などでは、接種完了者のみ利用すれば飲食できる。
行事や集会人員も増える。接種していない人を含める場合は99人まで、接種完了者や陰性確認者だけが参加すれば499人まで集まることができる。
段階的な日常回復は、6週間おきに3段階にわたって行われる見通しだ。各段階は4週間の履行期間と2週間の評価期間を経るが、防疫状況が安定してこそ次の段階に移る。
日常回復システムは、多衆利用施設などの生業施設(第1段階)→大規模集会・行事(第2段階)→私的な集まり(第3段階)の順で、段階的に防疫措置を緩和または解除することを骨子とする。
重症患者の急増などの変数がなければ、12月13日から第2段階、来年1月24日から第3段階に切り替えられ、3月7日からは社会的距離の確保が全面解除される。
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