韓国の仮想通貨取引所でビットコイン価格が他国よりも高く表示される、いわゆる「キムチプレミアム」現象を利用した海外送金が急増したことを受け、銀行圏が送金限度を制限する措置に乗り出した。
銀行界は19日、ウリ銀行は同日から非対面で中国に送金できる「銀聯クイック送金ダイレックス海外送金」に月1万ドルの限度を追加した。銀聯クイック送金は「リアルタイム送金」サービスで、受取人は中国人個人のみ可能で、受取通貨も中国人民元(CNY)だ。
従来は年間限度5万ドル以内、毎日5000ドルずつ送金が可能だったが、これからは1ヵ月内の送金額は1万ドルを超えることができない。ウリィ銀行は窓口で送金する場合、証拠書類を要請して疑わしい海外送金を防ぐことができるが、非対面チャンネルを通じた海外送金は管理の限界があるため、このような限度条件を新設した。
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