現代・起亜自動車が慢性的な問題である品質を改善するため、組織整備に乗り出す。 これに先立ち、現代・起亜自は過去最大規模の3兆4000億ウォンの品質費用を引当金として反映することにした。
21日、業界によると、現代・起亜自が市場品質情報組織と問題改善組織を統合する予定だ。 品質問題と関連した全般的な業務プロセスを改善するためだ。 関連部署間の品質関連情報と各種問題を透明に公開し、力量を集中するという方針だ。
今年初め、現代・起亜自はこれのために別途の市場品質改善革新タスクフォース(TF)チームを構成した。
ザニュー・グレンジャーのエンジンオイル漏油問題とコナ電気自動車の相次ぐ火災など絶えず起こっている品質問題が現代・起亜自の足を引っ張っている。 今年3四半期お現代自動車の営業利益は1兆ウォン台と推算されたが、両社がセタ2エンジン関連の追加引当金など3兆4000億ウォンの品質費用を引当金として反映することにし、赤字が避けられなくなった。
現代・起亜自はこれまで提起された各種の品質苦情を体系的にデータ化する計画だ。 これを品質管理システムに統計化した後、これと類似の事例が発生する場合、参考にして速やかに対応する方針だ。
車両内に搭載される情報技術(IT)も積極的に活用する。 テレマティクスサービスや騒音と振動など車両内の各種センサーを活用し、車両から発生する非正常的な信号を感知して対処するようにする。
議論になったセタ2 GDiエンジンが搭載された車両などにエンジン振動感知システム(KSDS)を適用するのもこの一環だ。 現代・起亜自はこれをエンジンだけでなく、ほかの部品の診断にも活用するという計画だ。
車両開発の段階でもソフトウェアに集中する。 また、関連部署の有機的な協力体系を強化する。
鄭義宣(チョン・ウィソン)会長は14日の就任挨拶で、"私たちの理想を実現するためのすべての活動は顧客が中心にならなければならない"、"顧客幸福の第一歩は完璧な品質を通じて顧客が本来の生活に集中できるよう、支援を提供することである"と述べた。
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