サムスン電子、5G市場で「存在感」…市場の先取り效果

[サムスン電子、5G市場で「存在感」…市場の先取り效果]



サムスン電子が5世代移動通信(5G)の国内市場の先取りとともに、ファーウェイが抜けた北米市場と欧州まで開拓しながら、通信装備市場で頭角を現している。

4日、市場調査機関のトレンドフォースによると、サムスン電子はグローバルモバイル基地局の市場占有率で、今年8.5%を記録する見通しだ。 昨年6.5%比2.0%p増加するという分析だ。 ファーウェイが28.5%で1位、エリクソンが26.5%で2位、ノキアが22%で3位を記録するものとみられる。

ファーウェイは米中葛藤で北米市場に装備を供給できない状況だが、中国市場を中心に突破口を探している。 中国は上半期だけで25万つの5G基地局を構築し、今年末までに60万つに増やすなど世界で最も早いスピードで5G通信網が形成されている。 ファーウェイはこの市場で半分程度を受注し、5G装備市場で独走している。

サムスン電子は国内を中心に、北米・ヨーロッパなどで5G市場の開拓に乗り出している。

国内市場は5Gの先取り効果を享受している。 先月基準の国内5G基地局数は12万つの水準で、LTEの基地局(87万つ)にははるかに及ばない。 しかし、通信業界がコロナ19で延期していた投資を下半期から進行するだけに、サムスンの装備供給はさらに増えるものとみられる。

海外通信会社との装備契約も相次いで行われている。 サムスン電子は昨年12月、カナダのVideotronに続き、米国・USセルラー、ニュージーランド・スパーク、カナダ・テラスと5G供給契約を相次いで締結し、5G市場の領土を拡張している。 テラスは従来にファーウェイの機器を使用したが、サムスン電子とエリクソン、ノキア装備に交代した。 サムスン電子はすでに米国3大通信会社のベライゾン、AT&T、スプリントとも連携し、装備を供給している。

英国などの欧州市場の開拓も肯定的だ。 特に英国がファーウェイの機器を撤去した後、新しい装備会社を探しているだけに、サムスンがエリクソン、ノキアと一緒に入る可能性がある。 先月9日、英国下院委員会に出席したサムスン電子のキム・ウジュンネットワーク戦略マーケティングチーム長(副社長)は英国に5G通信網装備を提供できると答えたことがある。

サムスン電子は独自の技術力確保にも力を入れている。 最近は通信会社のコスト負担を減らす技術を開発した。 サムスンが開発した仮想無線接続ネットワーク(vRAN)技術は汎用サーバで5G基地局の構築を支援するやり方だ。 従来は基地局装備(RAN)を改善するため、基地局別に装備を変更しなければならないが、この問題をソフトウェアで解決し、設備の購入費用を削減させたのだ。 これに従来の4G網を運営する通信会社が5G網に転換する初期費用を削減してくれるものと期待される。

業界関係者は"従来の通信装備市場で遅れていたサムスン電子が5G市場では存在感を見せている"、"インド、中東など新興市場までサムスンが開拓し、通信装備市場で「ビッグ3」への進出も可能だろう"と述べた。
<亜洲日報の記事等を無断で複製、公衆送信 、翻案、配布することは禁じられています。>
기사 이미지 확대 보기
경북 포항시 경북 포항시
닫기