サムスン、マスクメーカーにスマート工場の秘法伝授…生産量52%増加

[サムスン、マスクメーカーにスマート工場の秘法伝授…生産量52%増加]



サムスンがコロナ19によって、国内のマスク不足が続いていることを受け、マスクメーカーに技術を伝授するなど生産量拡大の支援に乗り出した。

サムスンは国内のマスク製造企業が既存の設備を活用して生産性を極大化できるように技術を伝授し、新規設備の稼動を支援すると24日、明かにした。 さらに、海外で確保したマスク33万つを大邱地域に寄付した。

サムスンは中小企業のスマート工場構築の支援経験を活用し、国内のマスク製造メーカー各社が生産量を増大できるよう支援した。 平均経歴25年のサムスン電子の製造設備専門家10人は中小企業に10日間派遣され、工程の最適化を手伝った。 これを通じ、中小企業のマスク生産量は従来比50%以上増加した。

サムスンは中小ベンチャー企業省と中小企業中央会を通じて推薦してもらった△E&W △エバーグリーン △レステックなどマスクメーカー3社に3日から製造専門家を派遣し、支援を開始した。

サムスンの製造専門家らはこれらの企業が新たに設備を追加しなくても、従来保有している生産設備を活用し、短期間に生産量を最大限増やせるよう、現場製造工程の改善や技術伝授などを進めた。

また、サムスンは新規設備を設置していながらも、マスク生産が可能な状態で装備セッティングができなかった一部企業の装備セッティングと工場稼動を支援した。

特にサムスンは一部のメーカーがマスク生産に必要な金型確保に困難をきたすと、直接金型を製作して支援に乗り出した。 海外に金型を発注する場合、少なくとも1カ月以上かかるものを光州に位置するサムスン電子の精密金型開発センターで7日ぶりに製作して提供した。 サムスンの支援を受けた3社はマスクの生産量が従来の1日71万つから108万つへと、52%増加した。

これに先立ってサムスンは先月、ファジン産業にスマート工場の専門家を投入し、マスク製造ラインのレイアウト最適化など設備効率化を支援しており、これを通じてマスク生産量が1日4万つから10万つに大幅に増えたことがある。

サムスンは緊急に海外で確保したマスク28万4000つを全国災害救護協会を通じて大邱地域に寄付した。 このマスクはサムスン電子とサムスン物産、サムスンディスプレイ、サムスン生命、サムスン火災、サムスンカード、サムスン証券など系列会社の海外支社と法人を活用し、カナダ、コロンビア、中国、香港などで確保した。

サムスンは米国などほかの地域でもマスクの確保を推進しており、追加の物量確保が可能になり次第、全国災害救護協会が流通会社を通じてこれを直接輸入できるようにする計画だ。

サムスン電子は中国のある半導体メーカーの社員のために使ってほしいと送ってきたマスク5万つも防疫用品の不足など厳しい環境の中でも社会的危機克服に献身している大邱広域市の医師会に再寄付した。
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