SKイノベーション、昨年の営業益1兆2693億ウォン

[SKイノベーション、昨年の営業益1兆2693億ウォン]



SKイノベーションは31日、公示を通じ、昨年の年間売上は49兆8765億ウォン、営業利益は1兆2693億ウォンを記録したと発表した。 売上高は前年比8.0%減少し、営業利益は39.6%急減した。 市況の悪化にも関わらず、年間基準で兆単位の営業利益を維持した。

4四半期ベースで、売上高は11兆7885億ウォン、営業利益1225億ウォンを達成し、前年同期に比べて営業利益は黒字を出した。 ただ、税引き前利益は石油開発事業の鉱区の損傷による2888億ウォンなどの営業外損失(5475億ウォン)が発生し、4250億ウォンの赤字を示した。

SKイノベーションは"石油、化学産業の全般的な低迷の中、こうした営業利益を記録したのはこれまで強力に推進してきた化学事業、潤滑油事業などのポートフォリオが安定的に支えられたため"と説明した。

事業別にSKイノベーションは昨年4四半期の石油事業で売上高8兆4631億ウォン、営業利益1114億ウォンを上げた。 精製マージンは弱含みだったが、原油価格が上昇、在庫評価利益が増え、前四半期より営業利益が455億ウォン増えた。 SKイノベーションは今年世界の景気が回復され、国際海事機関が船舶で使用する燃料の黄顔料を規制する「IMO2020」を実施することによって、ディーゼルの需要が増え、収益性がよくなるだろうと期待している。

化学事業は4四半期の売上2兆1632億ウォン、営業利益73億ウォンを記録した。 営業利益は前期より1863億ウォン減少した。 世界的な景気低迷による需要の縮小を受け、オレフィンやアロマティック製品のスプレッドが下がり、新規設備の稼動による供給増加のためだ。 今年もマージン弱含みの市況はしばらく続くだろうが、通年PTA設備が大きく増設される予定であるため、これに伴うPX需要が増える見通しだ。

潤滑油事業は昨年4四半期の売上6998億ウォン、営業利益869億ウォンを上げた。 前四半期899億ウォンと類似した水準だ。 SKイノベーションは今年、環境規制の強化で高級潤滑油であるGroup IIIの基油需要が増え、収益性が高まるものと期待している。

石油開発事業は昨年4四半期に1652億ウォンの売上、412億ウォンの営業利益を記録した。 営業利益はペルー88、56鉱区で運営費用が増え、前四半期より73億ウォン減少した。 特に原油やガス価格の下落などの理由で、営業外の損益項目で資産損傷を認識した。

電池事業は昨年4四半期に納品に向けた見本費用と研究開発費の増加で、営業利益1124億ウォンの赤字を示した。 また、在庫評価損失が増え、前四半期より697億ウォンの赤字幅が大きくなった。 SKイノベーションは受注物量の増加に合わせ、昨年末、中国やハンガリーに工場を完成し、米国やハンガリーにも工場を追加で建設するなど積極的に設備投資を続けている。

素材事業は営業利益234億ウォンを記録した。 定期補修による費用などで、前四半期より20億ウォン減少した。 リチウムイオンバッテリー分離膜(LiBS)生産設備に対する投資は攻撃的に続ける。 昨年4四半期に曾坪(チュンピョン)工場2つの新規ラインが量産に入って、生産能力は年間3.6億m2から5.3億m2に増えた。 今年3四半期には中国で3.4億m2の規模新規生産設備が量産に入る見通しだ。 これによる生産能力は8.7億m2の規模へと大幅に増加し、売上と収益が改善される見通しだ。

年間基準でSKイノベーションは昨年の化学事業で約7000億ウォン、潤滑油事業で約3000億ウォンに達している営業利益を記録するなど安定的な事業ポートフォリオを構築して1兆ウォン台の営業利益を収めた。

事業別に石油事業は売上高35兆8167億ウォン、営業利益4503億ウォンを記録した。 化学事業は売上高9兆5425億ウォン、営業利益7057億ウォン、潤滑油事業は売上2兆8778億ウォン、営業利益2939億ウォンを上げた。 石油開発事業は売上6687億ウォン、営業利益1961億ウォンだ。

新規事業として集中的に育成している電池事業は新規受注による工場の増設、研究開発拡大の中でも2018年の年間営業損失(3175億ウォン)より小幅に改善された3091億ウォンの営業損失を記録した。 素材事業は前年比196億ウォン(22.5%)増加した1066億ウォンの営業利益を達成した。
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