[CES 2020決算] ① AI、日常の中へもう一歩

  • AI 2.0の時代…相互作用に基づき、自らパターン学習

  • ビッグデータ確保のために異種業界との協業も持続

[写真=亜洲経済(「CES 2020」に出席したSKテレコムの朴正浩社長とサムスン電子の高東真社長)]


世界最大の技術見本市「CES 2020」の話題の一つは、人工知能(AI)だった。グローバル家電メーカーがAIを組み合わせた製品を相次いで披露する一方、技術競争力確保のための企業間の合従連衡も目立った。

10日(現地時間)、米ラスベガスで幕を下ろした「CES 2020」で、サムスン電子とLG電子は家電製品を通じたAIソリューションを披露した。今回のCESで公開された家電は、かつてのAIより一層進化した技術を誇った。過去、AIが事前に指定されたコマンドや条件に応じて製品を動作することからさらに進み、使用者との累積された相互作用を通じてパターンを学習する方式に変わったのだ。

サムスン電子のキム・ヒョンソクCE部門長(社長)が基調講演で披露した知能型ロボット「バリー」が代表的な事例だ。バリーは使用者を認識する。彼のライフスタイルと家の状況に応じて自分で判断し、家電製品を動作させる。

「AI 2.0」を超えて3、4段階の発展も期待される。使用者が必要とするニーズを予測して動作し、独自に仮説を立て、より良いソリューションを提示する水準だ。使用者が体温を高めるためにボイラーをつけたり、厚い服を取り出して着ると、AIが使用者の意図を先に把握してホットコーヒーを勧めるような形だ。

このようなAIの発展方向は、LG電子の最高技術責任者(CTO)であるバク・イルピョン社長のプレスカンファレンスの発表でも提示された。業界では、完璧なホーム・モノのインターネット(IoT)の時代が予想よりも早く到来できると予想している。

産業分野を行き来する「コラボレーション(collaboration)」も今回のCESの特徴だった。グローバル情報通信(IT)企業は、異種業界と手を握ってAI技術の確保のために奔走した姿を見せた。

サムスン電子とSKテレコムは、AI分野の共同研究に対する共感を形成した。LG電子もカナダのスタートアップ、エレメントAIと協約を締結し、AI技術力の跳躍に拍車をかけている。企業が境界を越えて協力に熱を上げるのは、AIの原油ともいえるビッグデータを確保するためだ。ビッグデータを確保されてこそ、AIがアルゴリズムを利用してパターンを学習することができるからだ。
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