この10年、これから10年間の最高投資商品はビットコイン?

  • 仮想通貨10種、米主要商品の収益率を超え

  • ミレニアル世代、関連投資ファンドに大きな関心

[写真=聯合ニュース]


#2010年5月22日、米フロリダ州ジャクソンビルに住んでいたプログラマー、ラズロ・ハニエツ氏はピザ2枚を配達してくれれば1万ビットコインを支払うという書き込みをインターネットに掲載した。この取引は4日ぶりに行われ、ビットコインで現物を購入した最初の取引として記録された。

現在の相場で計算すると、ラズロ・ハニエツ氏ピザ1枚に380億ウォンを払って食べたわけだ。韓国内で最高点をとった2017年1月の価格を適用すると、ピザの価格は1400億ウォンを超える。当時、パパジョンズピザ2枚の価格は約25ドルであり、ビットコインは1コインに0.041ドルで取引されていた。

業界では、ビットコイン価格について話したときに「ピザデー」をよく引用する。当時、決済した1万ビットコインを現在の金額に換算すると「億段位」になるからだ。

実際に2010年代最高の投資商品がビットコインという分析が出た。ビットコインはミレニアル世代にネットフリックス、ディズニーなど「売れっ子」の株式銘柄より投資選好度が高く、今後も投資商品の一つとして活躍する見通しだ。

最近バンク・オブ・アメリカ・メリルリンチ(BAML)は、過去10年間のベスト・ワースト資産を分析した結果、ビットコインが最近10年間の収益が最も高い商品であると調査された。2010年、ビットコインに1ドルを投資したとすると、現在の値は9万26ドルに達する。10年間の間に9万倍以上跳ね上がったのだ。

これは、米国の株式収益率と比較すらできない数字だ。同期間、株式市場に1ドルを投資したなら、現在の値は3.46ドルに過ぎない。

最近2〜3年の間に「暗黒時代」を経験したビットコインは、今年、確実に再起したとみられる。

米国のデジタル分析会社デジタルアセットデータによると、ビットコイン、イーサリウム、リップルなど代表的な仮想通貨10種は、米国内の株式、原材料、債券市場を年間利回りで大きく上回ったことが分かった。

今年の初めまでも低調な流れを示した仮想通貨は、3月から反発して他の資産を圧倒している。

特に、ビットコインの価格が1000万ウォンを超えた7月には、格差が最も大きくなった。ただ、最近では、株式、債券、原材料価格が徐々に値上がりした反面、ビットコインは上昇の勢いが弱まり格差がやや縮まっている。

それにもビットコインの価格は年初比100%上昇しており、時価総額2位のイーサリウムも35%上昇した。

ビットコインが爆発的な収益率を記録しながら、デジタルマネーに慣れてモバイルの利用率が高い20〜30代を中心に「ブルーチップ」よりビットコインを好むことが分かった。

米国の大手証券会社チャールズ・シュワブレポートによると、米国のミレニアル世代の株式フォートフォリオでグレイスケール・インベストメンツが手がけるビットコイン 信託(GBTC)の割合は1.84%で5位を占めた。GBTCは、デジタルカレンシーグループの系列会社グレイスケールが2013年に発売したビットコインの投資ファンドだ。

これはウォーレン・バフェットのバークシャー・ハサウェイ、ウォルト・ディズニー、ネットフリックス、マイクロソフト、アリババより高い数値だ。

特にGBTCは基本的なビットコインの投資手段ではないことを考慮すると、米国のミレニアル世代のビットコイン選好度は調査結果より高いと予想される。

GBTCがX世代やベビーブーマー世代の人気株式ポートフォリオには含まれていなかったが、最近、仮想通貨投資に興味を持つ顧客は増えていることが分かった。

米国の証券会社TDアメリトレードのエクゼクティブ・バイスプレジデント、スティーブン・クアーク氏は、最近開かれた「コンセンサス2019」に出席し、「ミレニアル世代だけでなく、年齢層が高い個人投資家もビットコイン先物への関心が高い」とし、「機関投資家がビットコインに投資することに先立ち、上場インデックスファンド(ETF)の発売を待っている」と述べた。

 
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