バッテリー業界に飛び込むの車・・・バッテリー供給過剰は来るか

  • テスラ・フォルクスワーゲン・GMなどバッテリー内在化を試み

  • 投資費用回収の前に技術力追いつかれる可能性も

[写真=サムスンSDI]


完成車企業らの電気自動車バッテリーの内在化動きにバッテリー業界が緊張している。

19日、関連業界によると、最近、電気自動車のバッテリー産業内の完成車企業の参入が増加している。テスラ、フォルクスワーゲン、米ゼネラルモーターズ(GM)とトヨタなどが代表的だ。

世界最大の自動車グループであるフォルクスワーゲンは最近、スウェーデンの新生バッテリーメーカーのノースボルトと電気自動車のバッテリー生産のための合弁会社設立を公式発表した。2020年からドイツザルツギッターで工場建設がなされ、2023年末から本格商業生産が行われる見通しだ。

米ゼネラルモーターズ(GM)と日本のホンダをはじめ、トヨタ、現代自動車なども電気自動車のバッテリー内在化に乗り出した。GMとホンダは昨年、水素自動車に搭載される次世代電池を2020年までに開発するため、両社がそれぞれ8500万ドルを投資したりもした。

バッテリー業界は状況を注視している。新生・中堅企業の無分別な新規参入よりは自動車メーカーの内在化がもっと現実性のあるリスクだという判断からだ。

莫大な基盤費用を投資したバッテリー業界が費用を回収する前に技術力を追いつかれる場合、致命的な収益性の悪化につながる可能性がある。

電気自動車のバッテリー市場参入のためには資金力とは無関係に、製品開発2年、量産レコード2年、顧客の車両開発2年で最大6年の時間がかかる。

完成車メーカーがバッテリーの内在化を試みる場合、現在の技術力の差はありうるが、量産や車両開発の側面で並列式に進めることができ、瞬時に技術格差を減らすことができるという分析だ。

一部では、バッテリー業界の生産能力が大幅に増加している状況で、完成車業界の競争が供給過剰を生みかねないと懸念している。

実際のバッテリーメーカーの生産能力は大幅に増加している。2020年末基準でグローバル中大型電池の生産能力は734GWhで、2019年538GWhに比べて36%の成長が予想される。稼働率と収率を考慮した実質生産能力は、2019年の302GWhから2020年に425GWhに41%の成長が予想される。

バッテリー業界の関係者は、「バッテリー業界の生産性が拡大している状況で、完成車業界のバッテリー内在化は負担となる要素だ」としながらも、「走行距離と充電速度の側面でバッテリースペックが持続的に上昇しており、実際に内在化が可能かどうかは見守らなければならない」と線を引いた。
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